【第45回講座】川口市が主催:飲食店売上向上支援事業
2021/10/18
飲食店が元気になることで街を元気に
昨日新たな一歩が始まりました。
半年間かけて参加している飲食店の売上向上に向けた支援を行っていく飲食店売上向上支援講座。
新型コロナウイルスの感染拡大により、川口市内でも多くの飲食店が苦しんでいる姿を感じていた川口市の経営支援課が飲食店を支援したいと動き出した事業です。
飲食店が元気になることが街の活性化に繋がる想いを中心に置いて、今年の7月からスタートした飲食店の支援事業。
7月、8月は4回のセミナーを通じて、昨日から始まった活動への参加に繋がる学びと情報提供の場を開催してきました。
コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響で、当初9月スタート予定だった活動は1か月延期されましたが、無事スタートすることができました。
コロナ前には戻らない
今回川口市の入札に通り、講座の設計から講師・運営をさせて頂く中で、この事業に対して成功に繋げていきたい想いが日に日に増しています。
その根底にあるのは、「コロナ前には戻らない」という大きなリスクが待ち受けているからです。
今までと同じ考え方では飲食店の経営は難しくなります。
売上と人材確保や育成のバランスが、コロナ前に比べると格段に難しくなると感じています。
既に周りの飲食店で起きている現象は、コロナ前に起きていた採用広告を出しても応募が全く来ないことです。
昨年から今年の半ばくらいまでは、アルバイトの募集が少なかったこともあり、採用広告を出すと応募が殺到していたのがウソみたいに、応募が来ない状態に戻ってきている飲食店。
その一方で10月の宣言解除後もお客様の戻りが弱い為、せっかく雇ってもシフトにあまり入れることができない事態が発生。
その結果、シフトにあまり入れないから、飲食以外の他の仕事を選ぶ人が増える事態に。
売上を上げたい。でも人が足りないので、ある程度以上は売上を伸ばすのが難しい。
この売上と人のバランスがコロナ前よりも非常に難しくなっている飲食店。
自店にある強みを生かして、まだあるチャンスを
今まで通りの営業が難しくても、まだまだチャンスはいくらでもある!と考えています。
これまでと発想を変えて、新たな顧客を創造する方向に舵を切っていくことです。
僕自身も昨年コロナの影響で経営危機に陥った時、思い切って過去を捨て、強みを活かして新たな分野に進出し、コロナ前を超える状態にまで回復することができました。
この経験を振り返ると、今までの考え方ややり方に固執しているとめちゃくちゃ大変であると感じました。
誰か専門のプロの人から学びながら進めるくらいの覚悟が必要だと感じました。
今回川口市の飲食店売上向上支援講座では、2つ目の収益の柱を育てることや新しいお客様の獲得に軸足を置いた支援を行っていきます。
この2つのことは、飲食店が今後真剣に取り組んでいく必要があることです。
それくらいに今までの考え方が通用しない時代が来ると感じています。
その時になってから準備をしても遅くなります。
だからこそ今、自社にある強みを活かして、川口市が準備してくれたステージで学び、実践を続けていく。
半年後、どのような成果が生まれているのか?今から楽しみです。
☆今日の質問☆
あなたはアフターコロナを見据えてどんなビジネスモデルを描いて取り組んでいますか?