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岩田 徹

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第43回 激坂王

2021/10/08

この週末、10月10日に開催される出雲駅伝を皮切りに、
今年の大学3大駅伝が始まります。

秋の出雲路を全6区間、45.1キロ走るスピード競争の出雲駅伝。
真の大学日本一を目指し、伊勢路を8区間、106.8キロ走る全日本大学駅伝。
そして正月の2日間、東京〜箱根間を往復10区間、217.1キロ走る箱根駅伝。

注目選手が実力を発揮したり、外国人留学生が異次元のスピードでごぼう抜きしたり、
スーパールーキーが現れたり、
今年もどんなドラマが待っているか楽しみで仕方ありません。
駅伝ごとに特性が違い、区間ごとに特徴も違い、
選手個々の実力、適性を考慮し的確に区間配置をする監督の手腕も見どころです。

そんな中、11月13日に箱根で開催される激坂最速王決定戦という大会を
ご存知でしょうか?
箱根駅伝の1ヶ月半前の時期に、箱根の5区山登りのコースとは別ですが、
総距離13.5キロ、標高差981メートル、平均勾配7%という登り坂を
一気に駆け上がる大会です。

仮想箱根5区とも言われ、各大学の5区の候補選手も多く参加。
この結果で箱根5区の選手を決めるチームもあるとのこと。
かつて山の神と言われた選手もマラソン練習の一環で参加する大会です。

昨年の大会で上位5人に入った選手のうち、4名が箱根5区を走り、
優勝した創価大学の三上雄太選手が、本番の箱根でもトップを守り切り、
創価大学として初の往路優勝を果たしました。

目指す大会に向けて逆算し練習メニューを組むことは大切ですが、
本番に近いコースを緊張感を持って他選手と争えるこの大会は、
箱根5区を目指す選手にとって大きな意味を持ちます。

前哨戦で得た自信が、本番の箱根5区での自信につながります。
5区はアンカーで、順位の入れ替えも多い区間です。
本番前に開催されるこの大会結果、密かに楽しみにしています

実は私もこの大会に挑戦します。
箱根5区の適性を見極める訳ではなく、仮想箱根5区を走りたい、という想いです。
私の場合は完走することが目標ですが。。。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

目指す成果、得たい成果を具体的にイメージし、
そこに至るまでの道筋を考える。

スポーツでも仕事でも同様のことが言えます。
ただ、キャリアにおいては、「いつまでに」ということが曖昧なケースが多いです。
私自身も30歳の頃には、40歳の頃にはと、かなりアバウトになっていました。
終わりが決まっているからこそ、動きが変わり、得られる体験、情報も変わります。

私は趣味のランニングでそれを学びました。
11月13日に標高差981メートル、総距離13.5キロを走り切るために、
逆算してトレーニングしていきます。結果は乞うご期待で。