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塩崎 俊樹

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【第42回講座】 ワンピース100巻到達②

2021/09/27

世代を超えて人を惹きつける2つ目の魅力

週刊ジャンプで連載している人気漫画ワンピースが遂に100巻を発売しました。
前回に続いて、連載開始からすでに24年が経過している今でも、人気上昇中で世代を超えて人々を惹きつけているワンピース。
漫画から感じるその魅力の中心にあるものは、チーム作りや会社運営と重なることが沢山あります。
僕が感じたワンピースをチーム作りの視点で見た時の2つ目の魅力をお届けします。

ぶれない船長の夢

ワンピースの主人公であり、海賊の船長でもあるモンキー・D・ルフィー。
このルフィーは1巻の最初から全くぶれていないものがあります。
それが「おれは海賊王になる男だ」という夢であり、目標です。
目標というより目的と言った方がいいかもしれないくらい、その最終到達地に対する想いを変わらずに持ち続けています。

しかも、1巻の一人で海賊としてスタートし始めた時からこの「おれは海賊王になる男だ」を言い続けています。
そのぶれない想いに、出会い戦う人たちが共感し、仲間になっていきました。
仲間が増えていく中で、何度も本人自身も、仲間も全く歯が立たないくらいの敵と向き合い、ぼろぼろにやられる場面もありました。
しかし、どんなにぼろぼろになり、一度、二度負けたとしても、この「おれは海賊王になる男だ」の夢を思い出し、負けた敵にも必ず勝つことを目指して、再び修業し、戦いを挑んで、そして超えていくことを繰り返してきました。

そのぶれない夢と夢に向かってあきらめない姿は、まさに仲間にとっての模範となるだけでなく、ルフィーなら必ず海賊王になれる男であると仲間がどんどん信じていきました。
その先には、ルフィーを海賊王にするために、自分達に何ができるのか?仲間一人一人が自分の役割を認識し、行動し、自分を磨き続けていました。

そんなぶれない夢を持ち、ぶれない夢に向かい、行動し続ける姿はまさに、組織のリーダーと同じですね!
ルフィーと同じような存在として浮かんでくる人は、最近ではソフトバンクの創業社長である孫正義さんや、アップルの創業者であったスティーブ・ジョブス氏が浮かんできます。

彼らは会社の創業の時から、変わらない夢や目標を持ち続けて、仲間や周りの人達に宣言し続けてきました。
最初はほら吹きと言われることも多々あったそうです。
しかし、周りに何を言われても、会社がどれだけ厳しい状況に陥っても、その夢がぶれることはありませんでした。
そして今や、ソフトバンクグループは株式時価総額の国内ランキングで5位以内に入る巨大企業集団になっています。
アップルについては、スティーブ・ジョブス氏がなくなった今でも時価総額世界一となるなど、成長を続け、世界に影響を与え続けています。

組織の中心に立つリーダーにとって、大切なことはぶれない夢やビジョンを描き、その夢やビジョンに向かい果敢に挑戦し続けていくことです。
その体現がこのワンピースの中でも主人公のルフィーを通じて、届けられています。
だからこそ、読む読者の方々にも、海賊王になるという夢・目標が浸透し、そこに行くまでの一つ一つの成長の過程が楽しみで仕方なくなるのです。

「俺は海賊王になる男だ」モンキー・D・ルフィー

三つ目の魅力につづく

☆今日の質問☆
あなたはどんな〇〇になることを目指して、今活動していますか?