過去の研修先で、こんなことが起きました。
鋼管業の会社さんで当時、自社の建物で、玄関(入口)を入るとすぐに受付カウンターがあり、そのすぐ後方は
営業社員さん、営業事務、経理の机と、仕切りもなく、全て見渡せるようになっていました。
或る日のこと、
これから取引が始まるかもしれないというある会社(A社)のご担当者の方が、自社の部長を連れて初めてその会社に訪問しました。
ご担当の方は何度か会社に足を運ばれたことがあったそうですが、
その部長は初めての訪問ということでした。
社長室に通されたお二人(ご担当者と部長)を社長と専務が迎えられたのですが
その部長の第一声に驚いたとのことでした。
目を光らせ
A社部長「お宅の会社は凄いですね!」
社長「えっ!?」
A社部長「社員さん達ですよ。」
A社部長「この社長室に通されるまでの間、全ての社員さんからキラキラした表情で「いらっしゃいませ!」「こんにちは!」と気持ちの良い挨拶を浴びせられ、
そのイキイキした表情と声、社員さんから伝わる歓迎の気持ちに感動したんです。」
とのことでした。
そして
こう続けられました。
「御社のような社員さんが作る製品は間違いないでしょう」
「御社のような社員さんがいる会社と是非契約させていただきましょう」
そうなんです。
社員さん達の挨拶がA社部長を感動させ、
社員さん達の挨拶が契約を招いたのです。
このことを専務さんがたいそう喜んで、私に電話をしてきてくださいました。
素晴らしい一流人の社員さん達。
毎回思い出すごとに鳥肌が立つくらい感動します。
社員さん一人ひとりの挨拶から、会社の信用を与えた
ということです。
感動を与える挨拶の驚くべき効果!一流人の挨拶は外部に信用と信頼を与えます。
そんな挨拶ってどのような挨拶なのでしょうか。
次回はその感動を与える挨拶の仕方をお伝えします。