メジャーリーグのワールドシリーズはドジャースの勝利で閉幕しました。
大谷翔平選手、山本由伸選手、佐々木朗希選手の日本人3選手が所属する
ロサンゼルスドジャースが球団史上初の連覇を達成。
延長18回の激闘があったり、先に王手をかけられ逆境に追い込まれたり、
最後の敵地での連戦では紙一重の戦いだったり。
いつ負けてもおかしくなかった状況を跳ね返しての連覇には、
心震えるものがありました。
そのワールドシリーズで3勝という、
とてつもない記録を打ち立てた山本由伸投手。
文句なしのM V Pで、次々と打ち取る姿は日本人として誇らしい気持ちになりました。
山本投手がアメリカへ移籍したのは2年前。
向かう所敵なし。圧倒的な投球を日本国内で見せていた山本投手が、
満を持してアメリカに乗り込む。そんな構図でした。
チームの大黒柱が移籍で抜けるオリックスバファローズは大きな戦力ダウンとなります。
しかしドジャースへの移籍決定後、
山本選手へ送った球団からのポスターに大きな感動を覚えたのを思い出しました。
山本投手がオリックス時代に公式戦、CS、日本シリーズで投じた球数が14,470球。
そのボールと同数でデザインされた山本投手の笑顔。
そこに添えられたメッセージと、今回のワールドシリーズでの圧倒的な投球が重なりました。
オリックスバファローズの公式Xに投稿された内容を引用します。
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14,470球にありがとう。
重力無視のストレート。
魔法みたいな変化球。
笑ってしまうほどの精密なコントロール。
バファローズで投じた14,470球、
そのすべてに、ありがとう。
正直、めちゃくちゃ寂しいけれど、
行ってほしくない気持ちもあるけれど、
だけど、やっぱり、
アメリカで無双する山本由伸が見てみたい。
いけ、由伸。
僕らの手の届かないところまで。
日本最強が、世界最強だと証明してくれ。
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山本選手のように、自分の夢を追って組織を離れても、
応援される、愛される人間になりたいですね。