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星 寿美

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第220回 『前提が違う』決めつけへの対応

2025/07/21

そもそも、前提が違っているのに、それを確認しないまま…
「こうしてください!」「次から気を付けてください!」なんて、一方的に言われてしまうこと。
ありませんか?

たとえば、こんなような経験はないでしょうか?
あなたは丁寧に、お客様を気遣って
「この方なら、こうして差し上げた方がきっと嬉しいだろうな」と考えて行動した。

でも、後から上司に、
「次からはこうしてください。」
「お客様対応はマニュアル通りにお願いします。」
そう言われてしまった。

え?
私は、お客様のために、良かれと思ってやったのに。
なんでダメ出しされるの?
でも、そう言い返すわけにもいかず、「はい、わかりました。次から気をつけます。」と飲み込む。

こういう場面、誰でも一度は経験しているんじゃないでしょうか。
なぜ、こんなことが起きるのでしょう?
それは、「前提」がズレているのに、確認しないまま会話が進むから。

指摘してくる人は、悪気があるわけじゃありません。
むしろ、「会社として」「マナーとして」「これまでの常識として」正しいと思っていることを伝えているだけ。

「怒っているわけじゃないんですよ。より良くなるために言っています。」

なんて、相手は言うかもしれません。
でも、その人はあなたが「なぜそう行動したのか」という背景や意図を知らない。
だから、自分のルールや視点からズレていれば、即アウト。
結果、一方的に決めつけて注意してくることになるんです。

一方、言われた側はどうでしょう。
相手のため、会社のため、精一杯やったことなのに、理解されない。
悲しさと、虚しさと、ちょっとした怒りも混じったような、あのモヤモヤ。
でも、結局は言い返せずに、「まぁ、そんなもんか」と諦める。
こうして、お互いの溝は深まっていくのです。

こういう行き違いは、どこにでもあります。
会社でも、家庭でも、学校でも。
だからこそ、前提を確認し合うことが大切なんです。

例えば…

「私の考えとしては、○○だから、こうしました。でも、もし会社としての意図が違うなら、教えてください。」

「そのご指摘は、どんな前提からおっしゃっていますか?」

こんなふうに、
『前提』『意図』『目的』
この3つを確認し合うだけで、すれ違いや誤解はグッと減ります。
そこには、正解も不正解もありません。
ただ、ズレていることに気づき、確認し合うだけでいいんです。

前提を確認し合う習慣があると、こんな良いことがあります。

・お互いに視野・視点が広がる
・自分の考えも柔らかくなる
・誤解やすれ違いが減る
・新しいアイデアや発想が生まれる

シンプルだけど、とても大切なこと。
こうした対話ができる組織、関係性は、自然と風通しがよくなります。
だから私は、こうした対話をもっともっと広げていきたいと思っています。
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