年末年始の風物詩である高校ラグビー、高校サッカー。
高校3年生は卒業直前の最後の全国大会。
ラグビーは花園、サッカーは国立と、夢の舞台での戦い。
多くの選手たちがその大舞台を目指しています。
夢を叶えて花園や国立でのプレーができた選手。
プレーするだけでなく、全国制覇を目指して戦う選手。
多くの選手が各々の目標を持ち、大会に挑んでいます。
全国大会に出てくる学校の顔ぶれに多少の変化はあれど、
強豪と言われる学校は毎年のように出場を果たしていて、
初出場の学校は年々少なくなっている感覚です。
また、地域の公立高校が出場する機会も減少していて、
スポーツ推薦で優秀な選手をスカウトできるスポーツ強豪校が毎年のように全国大会を争う、そんな傾向がより強くなっているように思います。
部員数が足りない公立校同士で連合チームを組み地方予選に参加するケースも増えています。
高校年代の部活では、様々な目的を持って参加している部員がいます。
冒頭のような全国大会出場や全国制覇を目指す人もいれば、高校生活を充実させるために部活に参加する人、
新しい自分に挑戦するために新しい競技に挑戦する人。
目的も目標も違う人たちが集まり、3年間という短い期間でチームづくりをしています。
当たり前の話ですが、全国制覇を本気で目指すような選手は、
進路選択の際に全国制覇を目指せる学校、チームを選択します。
そこそこ頑張りたい選手は、全国の常連チームよりも数年に1回は全国大会に出るような学校を、
そこまでではない選手はそれなりの学校を選択します。
違った環境を選択した時、本人のモチベーションコントロールも難しくなると思います。
強い意志を持って厳しい環境を選べば、周囲からの影響も受けてスキルアップするでしょう。
高いレベルの人材が揃っている環境で、高いレベルの当たり前を日々過ごすことで大きな成長も見込めるでしょう。
逆に高いスキルを持っていても、環境が悪いと気付かぬうちに総合力はダウンしていくでしょう。
ビジネスにおいても、どのような環境に身を置くかで、その後のビジネスキャリアに差が出ます。
どのような環境で仕事をするか。
どのようなレベルを仕事に求めるか。
良い環境、良い文化があれば個々も全体もレベルアップするでしょう。
環境や文化を作っていくのは紛れもなく人であり、経営トップが何を目指すか、どこを目指すのかによっても変わります。
2025年という新しい一年がスタートしています。
自社の環境はどのようなものか。そして今後どういう環境にするのか。
今一度見つめ直しても良いかもしれませんね。