第28回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2021/06/20
ライトアーム株式会社 妹尾建二 社長(其の4)
3週にわたり、ライトアーム株式会社 代表取締役 妹尾 建二様にご協力頂きました。
今週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。
今回妹尾様との対談で強く印象に残ったことがあります。
それは、採用に対しての徹底的な拘りと、組織の原動力となるクレドの存在です。
採用への拘りが感じられる採用基準
実は対談の中で最終選考の最終基準としてこんな話を伺いました。
「極端な話をすると、その子の家が台風で吹き飛んだとします。1年間居候させてくださいと言われても迷いなく良いよ!と言える人。毎朝起きておはよう!と顔を合わせてもお互いに嫌にならない人。そんな人とであれば、会社に一緒にいて幸せだと思うんですよね。」
1000人の採用計画から100人の採用計画に変えることによって採用基準が変わり、今までより合格者が少なくなったと言います。
新たな基準を設けて最初の採用広告を出した時には165人の応募があったそうですが、合格者は出なかったそうです。
ただその後は、採用計画を見直した4期目の売り上げが1.8億だったのに対し、5期目は4.5億、昨年6期目はコロナの影響もあったとはいえ5.4億と年々着実に成長を続けています。
一人当たりの生産性の向上も見られるそうで、昨年のトップ営業は1.5億の売り上げを記録しているそうです。
クレドの存在が組織の原動力になる
もう一つ印象に残ったのは、クレドの存在です。
ジョンソン・エンド・ジョンソンやザ・リッツ・カールトンがクレドの運用で有名な企業ですが、クレドは企業が遵守すべき行動規範や大切にする価値観、方向性を簡潔に示した言葉です。クレドがうまく運用されている企業では、組織の原動力となり、従業員の精神的支柱にもなりえます。
1997年に日本に上陸したザ・リッツ・カールトン。
大阪に第一号ホテルをオープンして、日本では無名だったにも関わらず、わずか2年で関西ホテルランキング1位、5年後には日本のホテルランキング1位を獲得したそうです。
その原動力となったのがクレドの存在。
日本でも様々な業界から注目を集めました。
ライトアーム様のクレドである「Right Arm ONE HUNDRED」は、企業の進む方向性を明記したものであり、会社全体の道しるべです。
今回の対談で妹尾様が語った「Right Arm ONE HUNDRED」(六つの100)は、経営者としての覚悟が感じられました。
当然それは社内の士気を高め、結束を高める上でも機能していると思いました。
昨年ライトアーム様が6期目に定めたクレド、今後どのように運用されていくかが楽しみですね。
今週はライトアーム株式会社様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきましたライトアーム株式会社 代表取締役の妹尾 建二様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。
会社情報
会社名:ライトアーム株式会社
本社:東京都千代田区神田東紺屋町28-1 VORT神田Ⅱ 8階
事業内容:・コンサルティング事業 (IT・HR)
・システム開発事業
・販売代理事業
・ブライダル事業
・自社サービス運営