誰も辞めない企業にして、定着率を上げた方がメリットは大きい
というお話しをしました。
特に、女性社員の定着率向上は、企業活性化のためにとても重要です。
女性社員定着率向上のカギは、実は、男性社員の共感力にあるのです。
男性社員が女性社員に共感することは、単なる気遣いではありません。
より良い人間関係を築き、女性の活躍や定着につなげるためにとても重要です。
なぜ重要なのか、その理由を見ていきます。
1. 安心感を与えられる
女性は、自分の気持ちが理解され、共感されることで、安心感を得ることができます。
この安心感が、男性社員との信頼関係を深めます。
女性の気持ちを理解することで心の壁を取り払い、お互い協力し合えるようになります。
2. 公平な職場づくりができる
女性と男性では、生まれ持った特性（本能）や価値観が異なります。
女性の視点や考え方・価値観を理解して共感し、尊重することで、
女性に対する固定観念や偏見をなくして、より公平な職場づくりが実現できます。
3. 組織全体の活性化
女性社員が理解・共感され、活躍できるようになると、モチベーションが向上し、
組織全体が活性化されます。
また、女性社員の能力を最大限に引き出すことで、生産性も向上します。
さらに、女性が活躍している企業には、女性も男性も優秀な人材が多く集まります。
このように、男性が女性に共感することで大きなメリットが得られます。
しかし、苦手な男性も多いはず。
そんな苦手な男性でも、共感できるようになる３つのポイントをお伝えします。
１．女性社員の話をとにかく最後まで聴く
とにかく、女性社員の話を途中で遮らず、最後まで聴くこと。
実はこれが、一番大事です。
女性に体を正面に向けて、最後まで話しを聴いてください。
２．あいづちをする
話しを聴きながら、
「そうなんですね」 「それは大変でしたね」 「でも、よく頑張りましたね」
など、共感の言葉を伝えると、女性はもっと安心して、心の距離が縮まります。
３．表情と態度を合わせる
女性の話しの内容に合わせて、声のトーンや表情、体の動きなどを合わせることで
さらに共感度合いが高まります。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、意識して続ければ、自然にできるようになります。
男性のみなさんには、女性を活躍させられる人になっていただきたいと切に願います。
