HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

加倉井 正和

ホーム > 加倉井 正和 > 記事一覧 > 第190回 梅の神様

第190回 梅の神様

2024/07/30

今日、7月30日は「梅干しの日」。

天保五年(1834年)創業の老舗、和歌山県日高郡みなべ町の株式会社東農園(あずまのうえん)が制定。
古来より長い歴史の中で「梅はその日の難のがれ」「梅干を食べると難が去る」と言い伝えられ、「食べ物、水、血」の三毒を絶つとも言われています。
日付は、7と30で「7(難:なん)が30(去る:さる)」の語呂合わせから。

梅干しといえば「梅は食うとも核食うな、中に天神寝てござる」という言葉があります。

梅干しの種を割ると薄皮に包まれた白い実が入っており、核や仁と言われています。
梅の中身の仁は天神様とも呼ばれたりしますが、その理由としては学問の神として太宰府天満宮に祭られている菅原道真が梅好きだったことに由来しています。
加工されていない生の状態の「仁」には毒があることと、梅の種には天神様が宿っていることから食べてはいけないと信じ伝えられていることもあるようです。

完熟梅の仁は、アミダグリンが分解されているので中毒の心配もないのですが、青梅(未熟果実)の仁に含まれるアミダグリンは中毒の危険が高いため、絶対に食べないでください。

また、「仁」といえば、
・おもいやり
・いつくしみ
などの意味を持っています。

人間関係の基本的な要素ですね。
青梅や完熟梅のように、どのような状態にあるかも関係しそうですね。

うめー関係が大切ですね。
梅だけに。