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菊岡 正芳

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第34回「身体状態の聴く力への影響」

2024/05/27

昨年の末、仕事を終えてすぐに娘のいる所に妻と出かけました。

12月はとても忙しく過ごし、休むことなく出かけていきました。
身体は疲れていて、肩・背中・首がカチカチになり、
少し悲鳴をあげている状態でした。

楽しみな年末の休み、ゆっくりリラックスして過ごそう!
妻や娘と楽しい時間を過ごそう!と出かけて行きました。

しかし、身体がカチカチの状態。

この時の心は、どうだったのでしょう。

身体がカチカチだったので、最初は気づかなかったのですが、
実は怒りやすくなっていました。

ちょっとした発言に、ピッと反応してしまうのです。
ピッと、小さな怒りの芽が出てきます。

楽しく、優しく過ごそうと心に決めているにもかかわらず、
身体がカチカチで、心もカチカチに誘導され、受け入れの力が衰えているのです。


旅行中は、出来るだけ目一杯楽しみたいという私の性格上、
旅行先でも行きたい所にどんどん行き、十分な休養を取れていませんでした。

身体のカチカチが続いています。誘導されて、心がカチカチの状態が続きました。
全くやりたくない反応が、意思に反して出てきました。

旅行先から帰ってきて、この反応をゆっくり考えてみました。

身体を感じる瞑想を行ってみると、
「身体がカチカチだから、心もカチカチになり、受容力が低下する」
ことに初めて気がつきました。

もちろん、慌てて1時間のマッサージに行き、身体のカチカチをとってもらいました。
旅行中、できていなかったストレッチをやり始めました。

身体のカチカチが取れてくるにつれ、心の受け入れ度が高まってきました。

身体と心は、繋がっている。身をもって理解できました。

身体の柔軟度は、心の柔軟度に繋がるんだ。
身体を柔軟に保つこともリーダーやコーチの大切な務めです。