日本において「お茶」は、日常茶飯と言われるように馴染み深い飲み物ですが、私たちの生活に浸透するまでには、某大手さんの歴史を辿ってみるとわかりやすいでしょう。
1979年:日本でウーロン茶(茶葉)の販売開始
1980年:世界初の「缶入りウーロン茶」の販売開始、日本に無糖飲料市場を開拓
1985年:世界初の缶入り緑茶飲料「缶入り煎茶」の発売
1990年:世界初のペットボトル入り緑茶の発売
1993年:大容量の定番である2リットルペットボトル入り製品の発売
これらは、数々の日本初・世界初を手がけてきた「伊藤園」さんの歴史の一部ですが、1964年の創業以降、専門店でしか購入できなかったお茶をスーパーマーケットや食料品店などで展開できる仕組みづくりを行ったことから躍進がはじまり、「お茶のリーディングカンパニー」として、今年で「創業60周年」、「お~いお茶」誕生35周年の節目を迎えています。
そんな同社が、「お茶」と「喫茶」という習慣の関連性や歴史を紐解き、お茶の未来を共創する拠点となる「複合型博物館(お茶の文化創造博物館 / お~いお茶ミュージアム)」を東京・新橋に開設しました。
「お茶の文化創造博物館」は、お茶の歴史をたどり、製法や飲み方の変化、喫茶習慣などについて考えるための博物館で、お茶を通した日本文化の継承を目指し、「お~いお茶ミュージアム」は、生活に寄り添い続けてきた大人気商品「お~いお茶」に焦点をあて、これまでのあゆみや未来への取組みを伝えるミュージアムだとのこと。
これまで「お茶」が果たしてきた役割と、人々の生活に寄り添い続ける未来への展望を考えてほしいとの思いもあり、日本の近代を支えた鉄道の始まりの地とされる「旧新橋停車場内」にオープンさせたのでしょう。
弊社の所在地である新橋に、興味深い新スポットが登場したのであります!