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高松 秀樹

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第179回:笑顔のチカラ

2024/05/18

One Spoon, One Smile
食を通じたサービスで、
世界に笑顔を。

「壱番屋」さんが目指すのは、そんな世界。

「カレーハウスCoCo壱番屋」などを展開する大手飲食チェーンですが、そのフランチャイズ展開をする会社「スカイスクレイパー」さんが、新社長に「アルバイト出身の22歳」を大抜擢したことが話題になっています。

新社長の諸沢莉乃さんは、高校1年生の15歳の時に横浜市の自宅近くの店でアルバイトを始め、19歳の時に全国のココイチでわずか15人しかいない「接客のスペシャリスト」に認定され、20歳の時には創業者から「次期社長の打診」を受け、それを迷うことなく引き受け、バイトスタートから「わずか7年で社長に就任」したのだとか。

フランチャイズ本体は、「ニコニコ・キビキビ・ハキハキ」を社是に、「お客様第一主義」「現場主義」を徹底する育成方針をとっていますが、その思いはフランチャイジーにも浸透しているようです。

先日、そんな話を「大手外食企業の人事コミュニティ」に参加した際に、教えていただきました。

各社が「採用・育成・配属」において、大切にしていることは共通しているようで、

・笑顔
・挨拶
・相手視点
・現場主義

を徹底して実践・積み重ねた方は、アルバイトだろうが、現場採用だろうが、次のステップを打診し、実際に、管理職・役員に昇格しているようです。

先述の、22歳の諸沢新社長を抜擢した創業者は、「笑顔も元気さも、挨拶や接客姿勢も輝いている。人の悪口も言わず信用できる」と、後任としての起用理由を語っているようですが、

各社の人事さんも口を揃えて

「われわれの業界には、『挨拶と笑顔』は特に大切ですよね」

「先輩方から、『挨拶は身を守る鎧』として三島由紀夫も実践していたと教えられて育ちましたよ」

「実際に、できる人、尊敬する上司は笑顔と挨拶が素敵でね」

「そういう人ほど自分から自然に挨拶してるよね」

などの話を進めます。

確かに外食大手の現場を周りますと、

『挨拶にスランプなし』『笑顔に勝る武器はナシ』などのフレーズが掲げられていますね。

それくらいならできそうかも、と実践を誓ったワタクシのであります。