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益田 和久

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第167回 なくなる仕事はなくせる仕事

2024/05/16

当該メルマガのおかげもあり、DX推進やITリテラシー強化のご相談をいただくことが増えてきました。
内容もマインド、スキル、マネジメント、ツールと多岐にわたり、レベル感も初歩的なものから規模感の大きいものまで多々あります。
弊社のコンテンツで対応できないものもありますので、バトンタッチできるビジネスパートナーをストックしておく必要を最近痛感しております。
ここ最近は意識してDX推進やITリテラシー強化、それに関連する事業をされている方々にお会いするようにしています。

お会いした方々は、それぞれ提供されているサービスが違いますので、必然的にそれぞれのお客さまのニーズも違います。
一方で全てのお客さまに共通していることがあることに気づきました。
その一つは「危機感」です。
このままだとまずい、何かしら手を打たないといけないという思いがあるからこそ、法人・個人問わず、前に進もうとしているのだと思います。
今回お話を伺ってみて、「個人としてレベルアップに取り組んでいる方」が自分の想定以上に多かったのが印象的でした。
驚きも同時に納得感もありました。

先週も書きましたが、以前から“AIに仕事を奪われる”という話はありました。(厳密にはAIを使いこなす人に仕事を奪われるだと思います)
近年のAI技術の飛躍的な発展により、さまざまな分野で自動化と効率化が進んでおり、労働市場に多くの影響を与えてきたのは周知の事実です。
コロナ禍以降のお客さまやビジネスパートナーさんの仕事の進め方を振り返ってみると、いろんな変化がありました。

ルーチンワークや単純な事務作業の自動化はどんどん進んでいますね。
メールの自動返信、ミーティングのスケジュール調整はもちろんのこと、ちょっと前までは若手社員に依頼していた文書のたたき台作成等は、AIがすぐにやってくれます。
データの入力や処理も同じく。
OCR(光学的文字認識)技術や音声入力システムによって、議事録や手書きアンケートの処理も圧倒的に早くなりました。
いわゆる“リライト”の必要がないですからね。
さらに技術が進化し、複雑な文書も正確に処理できるようになれば、データ入力の仕事は大幅に減少すると思います。
また自動会話、いわゆる「チャットボット」の進化により、問い合わせ対応の業務も少なくなりました。
多くの企業が顧客サービスや販売支援の初期対応をAIに任せています。
さらに高度な対話AIが開発されれば、電話での問い合わせ対応は限定された領域(IT弱者)だけになるでしょう。

これらの変化は、確かに“一部の職種が奪われること”を意味しますが、見方を変えると新たな機会の創出にも繋がるはずです。
AIをテーマにしたときに、毎回同じことを言っておりますが、AIと共存し新しい技術を活用するマインドとスキルが、これからのビジネスパーソンには必要です。
一方で、人間にしかできない創造的な仕事や対人スキルを要する職種の重要性が増していく可能性も高いと思います。 
総じて、AIの進化は多くの職業に変革をもたらしますが、それは同時に働き方を再考する機会でもあると思います。
世間を観察したときに、“なくなる仕事”というのは、“なくせる仕事”でもあるわけなので、そういった観点から自社業務も見直していかないといけないと感じた今日この頃です。