HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

加倉井 正和

ホーム > 加倉井 正和 > 記事一覧 > 第174回 たらい回し

第174回 たらい回し

2024/04/09

たらい回しとは、元々は仰向けの状態にて足でたらいを回す曲芸のことです。

たらいを回しながら受け渡していくもので、回すたらいが変わっても、回す足の方は変わらず同じであることから、順送りする意味で使われるようになり、そこから転じて面倒なトラブルを部署間や担当者間で押し付け合う責任逃れのことを表すようになったようです。

俗に言う
「責任のなすり合い」
「責任転嫁」
のことです。

何か不明な事があって聞きたい時などに、起きるかもしれません。

《事例1:対面》
Aさん「○○の申請にきたのですが、どこ行けば良いでしょうか?」
係員B「こちらは、○○に行って番号札をとってお待ちください。」

Aさん:言われたとおりにして、待っていると自分の番号が呼ばれます。
係員C「本日はどのような要件でしょうか?」
Aさん「○○の申請をお願いいたします。」
係員C「こちらの申請は、別の窓口になりますので、○○へ行ってください。」
Aさん「先程、こちらと案内されたのですが、、、」
係員C「申し訳ございません。担当が別になりますので。。。」


《事例2:電話》
代表電話への入電
Bさん「○○についてお聞きしたいのですが。」
係員D「承知いたしました。担当部署へお繋ぎいたします。」
係員E「はい。○○課になります。」
Bさん「○○についてお聞きしたくてお電話いたしました。」
係員E「はい。どうぞ。」
Bさん「○○について、○○しているのですが、○○方法がわからないのですが、」
係員E「そちらの方法については、別の部署になりますので、お繋ぎしますのでお待ちください。」
係員F「お電話かわりました。○○課です。」
Bさん「先程の方にお話したのですが、○○方法についてなのですが、、、」
係員F「はい?なんの○○になりますか?」
Bさん「先程の方にも言ったのですが、○○についてです。。。」

いかがでしょうか。
もっと具体的なワードを入れれば、分かりやすかったかもしれませんが、
このような流れになった経験はありますでしょうか。

初回の聞き方が悪かったのか。。。
このような時には、いつも考えてしまいます。

相手に求めることもありますが、
自分ができることもあるのではないかと。

そんなことを思えること
「おもいやり」
大事ですね!