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岩田 徹

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第22回 高卒メジャーリーグ入りを翻した日本ハムファイターズ

2021/05/14

今やメジャーリーグでも注目度NO.1と言っても過言ではない、
エンゼルスの大谷翔平選手。

打ってよし、投げてよしの投打二刀流の大谷選手の
一挙手一投足は観る人の心を踊らせます。
このまま怪我なく進んでいただき、投打に大活躍していただけることを
願いながら、スポーツニュースを見ている毎日です。

さて大谷選手ですが、岩手県の花巻東高校時代から投打に注目される選手でした。
春の選抜甲子園では、その後春夏連覇を達成する大阪桐蔭の藤浪投手から
ライトスタンドにホームランを放っています。

また夏の岩手県大会準決勝では、160キロの豪速球を投げ込んでいました。
最後の夏は県大会の決勝戦で敗れはしましたが、ドラフト1位間違いなしの選手でした。
ですが、大谷選手は高卒でメジャーリーグに入ることを夢見ており、
日本のプロ野球のドラフト指名を拒否していました。

各球団がリスク回避で指名を見送る中、
日本ハムファイターズは大谷選手を強硬指名。
高卒メジャー入りを宣言していた大谷選手が入団するのか、拒否するのか。
野球ファンの注目が集まりました。
指名段階では入団の可能性は決して高くなかったと思います。
ですが、その後の日本ハムファイターズの熱意、誠意で大谷選手は入団を決意します。

当時大谷選手に提示した26ページにわたる、
「大谷翔平君 夢への道しるべ」
という提案書と6ページの別途資料は、採用に苦戦する企業様必見の提案書です。
高卒メジャー入りで活躍する可能性と、
日本のプロ野球経由で活躍する可能性をデータも参考に、
見事な説得力を持って記載されています。

入団後の活躍、そして現在のメジャーでの活躍はご存知の通りですが、
あの時、大谷選手の未来を見据えて日本ハムが強硬に指名し、採用してくれたことで、
私も一野球ファンとして、大谷選手の活躍を楽しく見れるのだと思うと、
感謝の気持ちでいっぱいです。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

採用がうまくいかないとお悩みの企業様。
その原因はどこにあるとお考えでしょうか?

会社の規模、エリア、仕事内容、人の魅力、社内の雰囲気。
細かい要素はたくさんあるでしょう。

ですがその前に、社員として受け入れる求職者の未来を本気で考えていますか?
既存の社員の未来を考えていますか?

是非一度、「大谷翔平君 夢への道しるべ」という提案書を参考に、
自社の採用活動で目の前の求職者を本気で口説いてみてください。
ここまで本気になれば、採用はきっとうまくいくはずです。