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塩崎 真士

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第44回 コミュニケーションの良し悪しは話しの聴き方で決まる

2024/01/26

前回は、
企業や職場内で、男性上司が女性社員といい関係性で仕事をするためには、
お互いの考えや感情・気持ちを大切にする相互尊重が大事。
これにより、女性社員も男性社員も男性上司も安心して仕事ができるようになり、
企業・職場全体がもっと良い環境になる、というお話しをしました。

今回は、男性上司が女性社員とコミュニケーションをとったり、お話しをしたりするときに
大事なことをお伝えしていきます。
意外にできていない人が多いですから、気をつけてくださいね。


企業・職場内で、男性上司が女性社員とコミュニケーションをとるときは、
話し方に気をつけることが大事です。
そもそも男性と女性では、話し方が違います。
まずはその違いを理解した上で、話しをすることが大事です。

例えば、男性上司の元に、女性社員が仕事の報告に来た場面。

女性社員:
「A社のB部長にアポを取ろうと思いお電話したんです。
すると、何度お電話してもB部長が不在で、折り返しお電話
いただけるように伝言もしたのですが折り返しがなくて。
それで、C課長にお電話して、なんとかB部長に繋げて
いただけるようにお願いしたのですが、C課長も忙しいようで。
だから、どうしようかと思って・・・(話しが続く)」

男性上司:
「ちょっと待って。結果を先に言ってください。
で、B部長にアポが取れたんですか?」


よくありそうな場面ですね。
男性は、結果を欲しがります。仕事は結果がすべて。プロセスはどうでもいい。
こう思う方が少なくありません。
しかし、女性は逆で、プロセスが大事です。

例え、結果が良くなくても、結果にたどり着くまでに、
どんなことをして、どんなに大変で、そのときにどう感じたかということ、
特に感情面に共感してほしいのです。

だから、女性社員の話しの中にある感情をくみ取りながら感情に寄り添い、
お話しをじっくり聴くことがすごく大事です。
このようにお話しを聴くことで、女性社員から信頼されるようになり、
また、女性社員も仕事の成果や自分の考えなどをしっかり伝えられるように
なります。

そのお話しの中に、新しいアイデアや問題の解決策が見えることがありますので
ぜひ耳を傾けてください。

コミュニケーションは聴き方で変わります。
いい聴き方をして、いい企業・職場にしてください。