うんざりするほど、低レベルなやりとりが繰り返されている職場、ありますよね？
例えば、
・いつも誰かのせいにして責任転嫁しあっている。
・影で（もしくは表立っても）悪口を言い合っている。
・足の引っ張り合いや、事なかれ主義で見て見ぬふり。
言い出したらキリがありませんが、低レベルなやりとりが行われている職場は存在します。
その環境の中にいると、それが『当たり前の状態』になることもあるでしょう。
心のどこかでは
・嫌だなぁ
・なんとかしたいなぁ
と、思っても・・・。
このような環境で発言などしようものなら、槍玉にあげられたり、悪者にされたり。
だから『黙っているのが一番。耐えられなくなったら辞めよう』と、悪循環が繰り返されているのだと思います。
今日は、こんな職場の問題で頭を抱えているリーダーの方に、リーダーだからこそできる『低レベルな職場が活気付く方法』を伝授します！
『仕事が楽しくなる！会議』を実施する
リーダー権限で、会議を実施しましょう。
タイトルは『職場改善』でも『楽しむ会議』でも、なんでもいいです。ただし、普通の会議をしてしまったら、時間の無駄！
低レベルな職場が活気付く！と言う成果を生むための会議ですから、いくつかポイントがあります。
その中でも、特に効果的なポイントを3つお伝えします。
ポイント１：会議の目的を明確にする！
今の現状（レベルが低いなどの）には、一切触れずに。
リーダーとして、例えば「みんなに気持ちよく働いてほしい！」「毎日会社に来るのが楽しみになるような環境にしたい！」など、本当に感じている想いを伝えてください。
そのために、どうしたらいいか、一緒に考えるための時間です。と、目的を明確にします。
ポイント２：誰も悪くない！と言う風土を作る
会議などで「本音で話してください」などと言っても、誰も話す人はいないでしょう。
そこで『どんな職場だったら楽しいのか？』と言うアイデアを、ポストイットを使って出してもらいます。
ポストイット１枚に１アイデアで、できるだけたくさん！それを、一人一人に発表してもらいます。
似たような意見をまとめながらポストイットを貼って発表します。
プラスのアイデアは出しやすいので、出しやすいアイデア出しから始めるのがコツです。
どんなアイデアも否定せずに「いいね！」「なるほどね！」と受け入れながら聞いていきましょう！
全員が発表し終わって、いくつかの意見としてまとまったら・・・
今度は『これを実行するためにネックになっていることはなんですか？』と聞いていきます。
この時に、必ず。
『もし、何かネックになることがあったとしても、それは誰も悪くありません。誰かを批判したり、悪者にして、いいことにはなりません。ただ、ネックがあれば、みんなで考えて改善していきましょう』
と言う言葉を伝えます。
誰も悪くない＝批判や否定をされない。
この風土を少しずつ作っていきましょう。リーダーが言葉や態度で一貫して伝え続ける姿勢が大事です。
ポイント３：主語を自分にして話すルール
『必ず主語を自分にして話しましょう』と言う約束をします。
主語を自分にすれば、何を言っても自由です。
例えば・・・
「私は、Aさんがいつも勝手に進めてしまうことがやりづらいと感じています。もっと連携をとっていきたいと思っています。」
と言うように、誰かへの要望であったとしても主語を自分にすれば、自分が感じていることであって、相手を決めつけているわけではないのです。
これが、自分を主語にしていないと、こうなります。
「Aさんがいつも勝手に進めてしまうから、やりづらいです」
どうでしょう。
相手を主語にした途端に『相手を決めつけている』になりませんか？
勝手に進めていると感じているのは、話し手の勝手な感覚。
当のAさんにしたら、ちっともそんなこと思っていないかもしれません。
だから、相手を決めつけてしまうと話が拗れます。
主語を自分にして話せば「あなたはそう感じていたんですね。実は私は・・・」と話しやすくなります。
このような対話ができて、関係性の質が上がれば『低レベルな職場が活気付く！』と言う目標達成です！
ただ、低レベルな職場が1~2回会議を実施したからと言って、すぐに良くはなりません。
何度も会議を重ねて、少しづつ『その時間・その場・仲間』への信頼を育てていきましょう。
『誰も悪くない！みんなでよりよく楽しくしていく！』
その想いで、会議だけではなく日々関わることで、少しづつ改善していきます。
なぜなら、誰も好んで『嫌な毎日を送りたい』なんて思っていないのですから！
ただ、方法を知らないだけなんです。
『低レベルな職場が活気付く方法』ぜひ現場で試してみてくださいね！
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