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高松 秀樹

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第142回:「ワールドカップ得点王」を生み出す空気感

2023/09/02

今夏に行われた「サッカー女子ワールドカップ」にて、「得点王」に輝き、日本チームの大活躍を支えた日本女子代表(なでしこジャパン)の「宮澤ひなた選手」が、「マイナビ」傘下の「マイナビ仙台レディース」を退団し、さらなるステップアップを目指して海外挑戦をするとリリースされました。

欧州の強豪、「リバプール」や「アーセナル」など複数チームでの争奪戦が話題となっていますが、本コラムが掲載される頃には、「マンチェスター・ユナイテッド」への正式入団が発表されているのでは!と期待半分で予想しています。

そんな世界のスーパースター候補を輩出した「マイナビ仙台レディース」ですが、実は、「コンプライアンス・ハラスメント」の知識・意識の向上、実践・定着を目指した研修を毎年、定期的に実施しています。

トップチームやユース、ジュニアユースの監督、コーチや裏方スタッフなど、「選手の育成」に携わるほとんどの方が受講生として参加し、育成における日々の悩みや気になることなどを「意見交換・対話」し、「風通しの良いチーム作り」を目指しています。

そんな場に何度か携わらせていただいたのですが、とても明るい雰囲気で、上下左右に対話が弾みます。

トップチームの選手はプロであり、「勝利」を追求しますが、ユース・ジュニアユースに所属する選手は、プロを目指す人もいれば、習い事の延長線上という人もいます。

目指す方向が異なる多様な価値観の子供やその家族と関わることは、簡単なことではありません。

「だからこそ、コンプライアンス・ハラスメントの正しい知識、相手へのリスペクトを持ったコミュニケーション実践などが大切だ」とチームの代表であるH社長は語り、その大切さを定着・浸透させるために、毎年繰り返し、このような場を設けているのだとか。

そんなチームだからこそ、自由闊達な意見交換も行われるのでしょうね。とても気持ちの良い空気感が生み出されている場でした。

今後も、次なるスターが生まれることを願っています!