以前のこのコラムの第６号で取り上げた奈良県立山辺高校サッカー部。
全国高校サッカー選手権の大会前に選手10名の飲酒問題が発覚。
特別指導を行い反省が見られたとのことで全国大会へ出場したものの初戦敗退。
試合後の1年生キャプテンのインタビューでの答えに、
次年度、選手たちがどう変わるのか注目したいと記載しました。
ですが、再度飲酒・喫煙問題が発覚したという残念なニュースが流れました。
個人的に母校でもなければ、特に思い入れの強い学校ではありませんが、
飲酒問題の反省が見られたとのことでの全国大会の出場、
試合後の「ピッチ内外で応援されるチームになる。」との言葉を信じて、
少し期待してみようと思っていましたが、見事に裏切られました。
奈良代表。決して軽くない立場です。
全国大会を夢見てコロナ禍で真面目に打ち込んだ他校の生徒もたくさんいます。
恐らくチームメイトにも全国大会への出場を目指したり、
さらに上のカテゴリを目指して努力している人たちもいるでしょう。
高校年代ですので学校名は出ても名前が出ることもありません。
だからこそ残された他のサッカー部員たちが今後、どう向き合っていくのか。
高校としてどう対処し次に向かうのか。
やはり周囲からの応援、支援が自然と集まるチームでないと、
この先立ち上がっていくのは難しいと思います。
〜中小企業の採用・育成のヒント〜
信頼を築くには長い年月がかかります。
幾度もの肯定的事実の積み重ねで信頼は形成されていきます。
しかし、信頼を失うのは一瞬です。
失った信頼を取り戻すのは、それまで築いた時間、労力以上にかかるでしょう。
仕事ができるようになる、のその前に、人として信頼できるか。
何かあった時、周囲から支援、応援される人・企業かどうか。
今一度見つめ直したいと思います。
