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三原 勇気

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第30回 すれ違いが生まれるワケ

2023/07/29

子ども達を苦しめるために保育士になった人はいません。

皆さんそれぞれに想いがあり、目の前の子どもの成長を考えたときに
「こうやって関わっていきたい!」
「こういうふうにしていきたい!」
と前向きな気持ちで保育に向き合われていると思います。

この部分が強くなり過ぎたときに、
「これが正しい!」
「これ以外は間違っている」と
自分の中の正義となり、
振りかざしてしまえば相手の保育をまるごと否定することにつながってしまいます。

もちろん、
倫理的に考えて不適切な保育をしている場合は、
ダイレクトに伝える必要がある場面もあります。

明らかに不適切な部分を除いて、
正しいか正しくないかの論争では対立する一方です。


自分の正しさを横に置いておいて、
”目の前の今の子どもの状況に対してどうか”という論点で
より好ましいのはどちらだろう。と建設的に話し合いをしていきたいところですね。


「私は○○ちゃんの~な状況を見て、★★がいいと思います。」
とアイメッセージで伝えた上で、
ご自身の体験や想い・考えを伝えていく。

相手の話しも受け止めた上で、
方向性を擦り合わせしていく。

言葉でいうのは簡単で、
自分自身も上手くいかないこともあって苦しんだこともあります。


だからこそ、
・伝え合うこと
・聴き合うこと
・子ども達の成長を願って前に進むこと
にあきらめずに、
そんな建設的な話し合いができるような園運営をサポートしていきたい
と考えています。