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加倉井 正和

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第136回 初心

2023/07/18

今回のテーマ『しょしん』。

決して、
役職が上がること(昇進)
シャーペンの芯(シャーシン)
大阪生まれの家電量販店(ジョーシン)
のことではありません。

こんなつまらないオヤジギャグの三段活用。
私の研修でも体験することができます(笑)

「初心」とは、物事をはじめた時の気持ちのこと。

初心にかえる
初心をわすれない

などと言われますが、
「初心」覚えていますか?

ビジネスでは、
慣れてきた物事に対してミスや気の緩みが出てきてしまう時によく使われるのが、
「初心を思い出す」というフレーズでしょう。
初めは慎重に進めていた物事も、次第に疎かになってしまいがちだということを考えさせられます。

しかし、その時の緊張感や不安な気持ちなどを思い出すことは難しいのではないでしょうか。
「理解したこと」に対して、「できない」や「わからない」気持ちは持てません。

例えば、クイズの答えを知っている場合に、もう一度悩んだり考えたりしてモヤモヤする気持ちになれるでしょうか。

仕事に置き換えてみると、「知っている」「経験している」人は、初めて一緒に仕事を進める人へどのような接し方が必要でしょうか。
何事も自分の「知っている」や「あたりまえ」で接していると、大きな亀裂を生むことになりがちです。
自分にとっていの「あたりまえ」が相手にとっての「あたりまえ」でないこともあるからです。

そのことを理解していないと、「なんでこうなんだ?」「どうしてこうなるんだ?」なんてことになるかもしれません。

お互いに相手(の状況)を理解することが良い仕事に繋がる大切なことです。
その為に、良好なコミュニケーションが必要になりますね。

初心の気持ちには戻れないかもしれませんが、
はじめての人への気持ちを汲むことはできるのではないでしょうか。