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深山 敏郎

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第99回 自分を勇気づけてくれる言葉②坂村真民の言葉 第二回目

2023/05/09

前回は「自分を勇気づけてくれる言葉①坂村真民の言葉」として「二度とない人生だから」をご紹介しました。
今回は自分を勇気づけてくれる言葉②坂村真民の言葉 第二回目として、真民のもっとも有名な詩といわれる「念ずれば花ひらく」をご紹介しましょう。

真民については、前回のこのコラムをご覧ください。

念ずれば花ひらく

「念ずれば
 花ひらく
 苦しいとき
 母がいつも口にしていた
 このことばを
 わたしもいつのころからか
 となえるようになった
 そうしてそのたび
 わたしの花がふしぎと
 ひとつひとつ
 ひらいていった」(坂村真民)

この真民の詩も、わたしたちに勇気をくれます。
苦しい時のわたしたちの人生態度がこの詩には表現されています。
真民も決して平坦な人生を送った人ではありませんが、自分の意思をつらぬいて多くの人に勇気を与えてきました。

人生、長く生きているといろいろなことを経験します。
その中でも苦しい時の方が、愉しい時よりも多く印象に残るのではないでしょうか。筆者も例外ではありません。
そうした時にたった一編の詩でも、人生を変えるインパクトがある、生きていく勇気を与えてくれる、そう筆者は思っています。

真民は仏教家 一遍上人に強い影響を受けました。
「となえる」という言葉はきっと仏教と相通ずるものがあることでしょう。

生きてさえいれば、希望も見えてくる、そう思いませんか。
筆者がこのコラムシリーズ「レジリエンス」を執筆したのも、そうした考えからでした。

レジリエンスの高い人の特徴を詳しく知りたい方は、拙著:「レジリエンス(折れない心)の具体的な高め方 個人・チーム・組織」(セルバ出版)などをご覧いただければ幸いです。

(筆者:深山 敏郎)
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