HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

益田 和久

ホーム > 益田 和久 > 記事一覧 > 第104回 メッセージは届いているのか

第104回 メッセージは届いているのか

2023/03/02

つい先日のこと。
お客様にアポイントの打診メールを送ったところ、エラーメッセージが出ました。
メールの文面からすると、転送先に設定している携帯電話メールへの連携ができてないような状況でした。(私の英語力ではそこまでしか読み取れませんでした)
日程も直前だったので、電話をしてみるとご本人は外出中。
部下の方にアポイント打診を伝言でお願いしたら、数時間後に本人から折り返しの電話をいただきアポイントは取れ、メールも届いていた確認ができました。

ごくごく当たり前の仕事の進め方であり、みなさんも同じような場面(メールやチャットの送信エラー)に遭遇されたことはあるかと思います。
このようなとき、みなさんはどうされますか?
再度メール(チャット)を送りますか?
電話をしますか?
それともFAXをおくりますか?(苦笑)
SNSメッセージで既読がつかないときにも同じようなことがいえますが、メッセージが届いたかどうかの確認ができないとちょっと心配ですよね。

お恥ずかしながら、1年ほど前にメッセージ送信で初歩的なミスをしました。
弊社で監修をしている、お客様先の業務マニュアルの更新作業を進めており、私も原稿作成依頼を受けておりました。
期日通りに原稿を作成してお客様に送信したところ、エラーメッセージが出ました。
再送したらまたもやエラーメッセージ。
意地になって再々送しましたら(苦笑)今度はエラーメッセージが出ませんでした。
時間も遅かったので、送信できたことにして仕事を終えました。
翌日になって、お客様からメール受信の返事はなかったのですが、たまたま月末だったので、先方も忙しいのだろうなと勝手に思い込み、加えて私も研修の準備に追われていたので、電話して確認することもしませんでした。
すると翌日朝にお客様からメールがきました。
内容は「忙しいところ大変申し訳ないが、急ぎ原稿を入稿して欲しい」とのこと。
何かあったときの検証材料として保存しておいた、エラーメッセージと送信メールのスクリーンショットを添付して、お客様にメールで返信して、いろいろ調べてもらいましたが、やはり届いていないとのこと。
原稿は完成していたのですぐに送って事なきを得ましたが、翌日にすぐに連絡をしていけば、何事もなく済んだ話です。

加えて情けないのが、原稿の内容に「報告・連絡・相談」に関することが一部入っていたことです。(苦笑)
連絡の重要なポイントとして、私は以下のようなことを書いています。
「重要な情報は相手に確実に伝わったかどうか確認する」自分なりによく考えてみましたが、おそらくこれが、普段あまり連絡をとらない方だったら、電話して確認したような気がします。
いつも連絡をとっている、気心の知れた関係だからこそ、気の緩みが出てミスにつながってしまったのではないかと反省しています。

メールは送信したからといって、相手が読んでくれているとは限りません。
SNSは既読がついていても、きちんと読んだかはわかりません。
内容にもよりますが、こちらが「伝えよう、理解してもらおう」という気持ちがあれば、反応や返信が気になってくると思います。
コミュニケーションは相互通行が大前提ということを再確認できた、メールのエラーメッセージが出た今日この頃です。