今週は大好きなフロンターレから。
昨シーズン限りで惜しまれながら現役を引退した中村憲剛さん。
引退後はサッカー関連のみならず、陸前高田の復興関連のニュース番組など、
メディアに登場する頻度も多く、お忙しい日々を過ごされている中、
「支援はブームじゃない」と、川崎市内の駅前に自らが立ち、
募金活動もされるなど、現役時代同様に多方面に顔を出し活躍されています
現役時代の中村憲剛さんはその視野の広さから、
「なぜそのタイミングで」、「なぜその体制で」、「なぜそこに」パスが出せるのか。
解説者も唸るほど、勝負を決定づけるパスを何本も通していました。
彼の視野の広さに関するインタビューでは、訓練次第でできるようになる、
と答えています。
そんな彼がやっていたことが「遠くを見る」ことのようです。
ピッチの真ん中にいれば最終ライン、右サイドにいれば左サイドの奥の方など。
そうやって遠くを見ていると自然と手前の方も見えるようになってきたそうです。
彼の中ではボールを受けた時に一つの方法に決め打ちするのではなく、
常に複数の選択肢を持った状態でプレーできるように準備。
相手が選択肢を消してきたら、別の選択をし、常に相手を上回れるように用意をしていたそうです。
またボールを受けた時も、視点を遠くに持つだけで相手が懐に飛び込めなかったり、
警戒して重心が移動したりするそうで、さらにプレーの選択肢が増えたそうです。
中村憲剛選手のように広い視野でフィールド内を自由自在に操れるようになるには、
日々のトレーニングはもちろんのこと、味方選手の特徴や相手との関係性も頭に入れた上で最適なプレーを選択し続けることが大切です。
言葉にすると簡単に見えますが、実際の判断時間はコンマ何秒の世界。
プロ選手がプロ選手たる由縁だと感動しました。
〜中小企業の採用・育成のヒント〜
モチベーションが上がらない、やる気が起こらない。仕事を離れたい。会社を辞めたい。
こうした相談を受けるケースは多々あります。
目先の売り上げ、利益に縛られすぎること、溢れる作業に追われ余裕を無くすこと。
思考の視野が狭まっている時、
仕事への向き合い方は決してプラスに向いていないと思います。
そんな時、遠くを見てみるのはいかがでしょうか。
この仕事が何につながり、それを受け取った人は何を感じ、結果どんな気持ちになるのか。
飛躍しすぎかもしれませんが、自分の目先の作業が世界のどこにつながっているのか。
そのつながりが見えた時、手前の作業や仕事の意味合いも見えてきて、
大きなプラスのエネルギーが湧き出すのではないでしょうか。