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三原 勇気

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第14回 認知行動療法から見る心の動き

2022/12/17

なにか『できごと』が発生したときに、
人間が行動に移すまでの間に『自動思考』というものが浮かびます。

これは、今までの経験や価値観が作用し呼び覚まされて、
瞬間的に浮かぶものです。


1つ前の記事の、バーベキューの事例で言うと、
生焼けの肉を見たら
「しっかり焼かないと心配!」
という自動思考が浮かびます。

この自動思考により、不安という感情が湧いて、
しっかり焼くという行動をとります。

その結果、
しっかり焼かれた肉を食べて問題なく過ごせる
という結果につながります。

このように、何気なく生きている中でも、
経験に伴う自動思考や感情などが絡み合い、
あらゆる判断を行っているというわけです。


この心の仕組みを客観的に見ていくと、
目の前に起こったできごとを見るだけではなく・・・
・どのような経験や価値観に基づいているのか
・どのような自動思考が生まれていたのか
・本人が持ち合わせている自動思考の癖はどんなものか
・自動思考によりどんな感情があふれていたのか
という多面的な視点で見ることができます。

複数の部下をマネジメントされる方はもちろん、
自分自身のセルフマネジメントにおいても大いに役立ててみてください。