人は多かれ少なかれ・・・親との確執を筆頭に、人との様々な確執を抱えながら日々を生きています。
そして、人との確執があって、それを解決することは成長の一つだと私は感じています。
人は人によって成長すると私は実感しているけれど、それは、いい刺激を受けるようなプラスの関わりと、反面教師や確執を解決するというマイナスの関わりがあると思うから。両方の面で磨きあっているのが人なんだなぁと感じます。
ちなみに、今の私は『さまざまな確執を解決し、全方位でいい関係を築けている』と自分では思っています。
これからもたくさんの確執が生まれると思うけれど(人が集まりゃ、なんかしらある・笑)その度に根本解決しながら成長していけることにワクワクしているのです。
全方位というのは、私は親との確執が凄まじかったし、元夫はひどいDVだった。
けれども今は、親との確執も根本解決し、DVだった元夫とは普通の友達。
それは、私の努力というよりは、全て息子のおかげなのだけれど。
そして、息子のおかげで全方位の人間関係が幸せになり、それを組織の中でも使って、組織内の確執を解決しています。
この『息子のおかげ』の部分を書き出してしまうと10万文字くらいになってしまうので・・・でもちょっと書きたいので簡単に伝えると・・・息子が生まれた瞬間から、親子関係ではなく、本当に対等な人間同士、最初から大親友であり、大師匠であり、まだ、言葉を話せない赤ちゃんの時から対話を深めて、息子に育てられて、今の私があります。
正規産(10ヶ月お腹にいる)で生まれた中では当時、日本一という記録をもつ超低体重児、967gで生まれた息子は、生まれてすぐに保育器へ。保育器の中で初めて息子が目を開いて、その瞳をみた時に、あんまりにもその瞳が美しく、感動で涙が止まりませんでした。
そして、この瞳で息子が私を見ている!と実感したんです。
「今まで、人の期待に応えようとばかりしていたり、辛くても笑って、嘘の笑顔で生きていたけれど、この子はなんでもお見通し!」
そう感じた私は、初めて息子の瞳を見た瞬間から『この子が見ている!本当の自分を生きよう!』そう心の底から決意したんですよね〜。
なので、もう最初っから息子から教育されて、息子をメンターに私自身をどんどんと成長させてきたんです。と・・・ほらこの調子で書いていたら簡単に10万文字くらいになりそう!息子ネタは豊富すぎるので、ここで本題に戻します。
あの頃はまだ、親との確執も深かったし、夫のDVもひどい頃でしたが、息子のおかげで全て根本解決しました。
ふと周りを見渡すと、確執を根本解決できる人って、そうそういないんだ!と気づきはじめます。
怒りなどの感情は、マネジメントするか発散するかの2択という社会。
それでは、いつまで経っても表面的な解決しかできない!
それで、さまざまな組織で確執を解決したプロセスを体系化しました。
人との確執を根本解決できれば、それが自分の成長にもなるし、日々のストレスも激変するし、何よりもそれで思い悩む時間を、建設的な思考の時間に充てることができます!
だから、私はこの『確執を根本解決する具体的な方法』をもっと多くの人に知ってほしい!って心から感じています。
その『根本解決する方法の具体的なやり方や事例』は、今までの記事の中で散々書いてきたので、興味ある方は、ぜひ今までの記事を読んでみてほしいと思います。
今回は『じゃぁ、ここで言う根本解決ってなんなの?』という部分を、心理学に出てくる『内的解決・外的解決』という言葉を使って簡単に説明し、最後に『根本解決』についてまとめます。
内的解決
実際には、何も変わっていない(現実の変化はない)けれど、自分自身の中で、もうスッキリして『問題ではなくなった』という解決のことを言います。
例えば
・「部下に裏切られた!」と感じて確執があった場合。実は、裏切られたのではなく、部下側の事情がよくわかって、裏切られたという感情の方が間違えだったと気づく。
・子どもの不登校で悩んで何とかして学校に行って欲しいと願っていたが、そもそも不登校が問題なのではなく、子どもに合う教育を受けさせたいと価値観そのものが変化した。
など、現実の変化はないが、内的には、心の底からスッキリして『問題ではなくなっている』ことを言います。
外的解決
実際に問題(確執や対立など)が解決することを言います。
例えば、
・部署間の対立がありお互いに敵対していたのが、お互いに理解しあい、気持ちよく協力しあえるようになった。
など状況が変化して『問題ではなくなっている』ことを言います。
根本解決する!とは?
怒りやモヤモヤなどの『マイナス感情』を大切に扱い、深い対話(自己対話含む)によって、心の底から納得し問題ではなくなる内的解決や、実際に確執が解決し現実の変化がある外的解決を『根本解決』と言います。
内的にしろ、外的にしろ、全く『問題ではない状態』になることを根本解決する!と言います。
実は、根本解決することなく『マイナス感情をマネジメントしたり、発散したりする』と、この内的解決も、外的解決もできず、同じような場面で何度も同じようなストレスを繰り返すことになります。
けれど、根本解決したら、もう同じようなことでストレスを感じなくて済みます。
それは、成長の一つとも言えるでしょう。
なぜなら、
どんな感情にも必ず、その感情が起こる理由があります。
その感情が起こった理由・・・それは言語化されていない・・・を対話によって明確にする・・・本当の自分に出会えるプロセスとも言えるからです。
だから、感情をごまかしたり、仕事だから仕方がないなどと妥協したり、ストレスを表面的に発散するのではなく・・・
マイナス感情をアンテナに、本当に自分が大切にしている想いや価値観を言語化し、それをテーブルに乗せることで解決する。
そんなことがスタンダードな社会になればいいなと、切に願っています。
今日は『確執を根本解決する』とは、どういうことか?を説明してみました。
さて、人が集まれば多かれ少なかれ起こる確執や対立・・・また親密な関係(親子や夫婦など)の確執や対立・・・根本解決できていますか?
感情を大切に扱い、深い対話をすることで、根本解決できます。
具体的なやり方は、過去の記事に散々書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね!