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金山 正明

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第100回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2022/11/27

株式会社サティライズ 代表取締役 遠藤 徹様(其の4)

今回の対談は、株式会社サティライズ 代表取締役遠藤 徹様にご協力頂きました。
株式会社サティライズ様は、中部地区を活動の拠点としてサイボウズの導入支援やインフラ構築、その他ITソリューションを提供されております。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。

今回の対談の中で特に印象に残ったのは、社員が働きやすい環境づくりへの取り組みと仕事の配分です。

求人広告を使ったことがない!?

正直これが一番びっくりしたのですが、会社経営をされる中で求人に費用をかけたことがないとおっしゃっていました。
社員からの紹介、知り合いからの紹介でしか社員を採用したことがないそうです。
昨年はじめて取り組んだ新卒採用も費用をかけず学校に求人票を出して応募があった方の中から2名採用をされたそうです。

求人に費用をかけなくても集まる会社。
正直理想ですよね!
素晴らしい経営努力だと思いました。
それはやはり社員が働きやすい環境づくりへの取り組みが影響しているのだと思います。

新型コロナウィルス感染拡大によるテレワークの定着は外部環境による影響がとても大きいですが、その以前から働き方に関しては「自由」な風潮があったようです。
もともとフレックスで働いてもらっていたそうですが、昨年にはコアタイムを廃止。
在宅申請や休暇申請もワークフローを見直して、プロジェクトに関わる3人の了承を得ればOKにしているそうです。

社員が働きやすい環境を追求することはとても大切なことです。
業務を遂行する上で工夫が必要なこともあるでしょう。
企業の在り方と社員の働きやすい環境の両面を考えた取り組みはサティライズ様の企業努力そのものだと感じました。

新たな価値を生み出す40%の余白!

もう一つ驚いたことがあります。
それは、「SEの稼働率が60%くらい」というお話し。

もうひと昔前の話しかもしれませんが、システムエンジニアと言えば、3K(きつい、帰れない、給料が安い)と言われたことがありました。
プロジェクト遅延による炎上なんてよく耳にしました。
「IT土方」なんていう言葉も出てきたほどです。

そんな中サティライズ様では、システムエンジニアの稼働が60%!
その他の時間に自社製品の製品企画や営業支援など、未来への投資を行っているそうです。
普段の仕事に40%の余白を持たせるということはそう簡単なことではありません。
エンジニアだけじゃなく、どんな職業でもこんな働き方ができるとすれば理想ではないでしょうか。

自分自身が未来への投資をどれだけできているか。
社員の働き方としてそんな環境を提供できているか。
とても考えさせられる対談でした。

今週は株式会社サティライズ 代表取締役   遠藤 徹様との対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けしました。
ご協力いただきました遠藤 徹様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。

会社情報

会社名:株式会社サティライズ
本社:愛知県名古屋市東区葵一丁目1番地22号 KT葵ビル 6階
HP:https://www.satirise.co.jp/
事業内容:
(1) システムインテグレーション&コンサルティング
(調査・提案・企画・設計・導入・運用)
(2) ハードウェア・周辺設備及びソフトウェア構築・販売