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豊岡 厚惠

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第50回 「心理的安全性を低下させる上司・管理職の発言とは」

2022/12/28

前回は「存在承認」の大切さをお話ししました。

人それぞれ思いはあるけど、その思いをうまく伝えられない、

ちゃんとわかっているのに、それが相手に伝わらない、

どうも口べたで・・・

そういう社員さんはたくさんいらっしゃいますね。

もしかすると、
思い当たる方も多いのではないでしょうか。

自分の思いをきちんと相手に伝えられたり、話し上手に越したことはないですが
そうでない場合も多くありますね。

それを見越して、根気よく「かかわっていく」と

相手は驚くような変化を遂げていくようになったお話をいたしました。


その場の状況、状態で、こいつはダメだ!と決めつけるのではなく、


「根気良くかかわる。」

そこに、思わぬ能力をひきだすことが待ち受けているとしたら

これを逃す手はありませよね。


私もこの21年の研修業の中で、根気よく関わることで
口べた返上(!?)(笑)
された社員さんを数多く見てきました。
そうすると、相手を生かすもころすもこちら次第。ということになりますね。


そうはいっても忙しい管理職の皆さんに、ゆっくり部下に関わる時間など持てない
ということが現状ですよね。


ゆっくり関わらなくても

ちょっとした言葉のやりとり、会話など

その関わり方を少し変えるだけで良いんです。

例えば
以下のチェック項目ご覧いただけますか?


□「忙しいんだからそれくらい自分で考えてよ。君の仕事でしょ?」
□「このくらいのことはできて当然でしょ」
□「(ミスや失敗があった際に)だから言う通りにしておけばよかったのに」
□「そんなアイデア、どうやって実現するつもり?無理だよ」
□「ろくに経験も積んでいないのに何を言っているんだ」

いかがでしょうか。
どこかにチェックつきましたか?

このような発言をしてしまうと、部下の行動は以下のように変化します。
●自分の意見があっても言わなくなる
●上司に相談することをためらうようになる
●(会議の場などで)自分には発言権がないと思うようになる
●自分で考えて行動しなくなる
●疎外感を感じるようになる
●モチベーションが下がる

部下が指示待ちだったり、
言われた事しかしないのは、もしかしたら

このようなやり取りの中、作り出されたのかもしれませんね。


上司の発言って大きく関わっているんです。



社員さん、部下の皆さんは、実はこんな不安を抱えているんです。


質問や確認をしたくても「こんなことも知らないのかと思われないか」

ミスや失敗した時に「仕事ができないと思われるのでは」

改善を提案したくても「他の人の意見を 批判していると否定的に捉えられるのでは」

自分が発言することで「話の邪魔をしていると思われないか」


こんな不安を抱えたままでいるとしたら、本来の能力も発揮できませんよね。


皆さんの会社ではいかがでしょうか。

もしかしたらこのようなことが原因で、発言を控えていたり、指示を待っているのかもしれません。


そこで、

会社として取り組んでもらいたいことがあります。

まず1つに


①社員が失敗してもフォローできる体制を整える
ということです。

失敗を責めるような雰囲気があると、他者からの反応を恐れて何もできなくなるかもしれません。

2つ目に
②発言を否定せずに受け入れる空気を作り上げる
何を言っても否定されてしまうと、もう言わなくなりますよね。
それは違うと思っても、まずは受け入れる、受け止める、ということが大切ですね。

そして
③積極的に挑戦できるような風土を醸成する
安心安全メールポジティブな場づくりを行って積極的に挑戦できるような会社の風土を作っていただく

ということです。


まずは一つでも取り組むことが大切です。

それでも
今更ながら風土を変えるのは難しい。
面倒だ、


ということでしたら、お手伝いさせていただきます。

何かご相談などがありましたら

こちらをご覧ください。
↓ ↓ ↓
https://profu.link/u/officetoyooka


今日も最後までご覧いただき

ありがとうございました。