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深山 敏郎

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第69回 経営者のレジリエンス(19)経営者のセルフ・マネジメント(タイム・マネジメントI)

2022/10/11

前回は、経営者のレジリエンス(18)経営者のセルフ・マネジメント(ヘルス・マネジメント)でした。

今回は、「経営者のセルフ・マネジメント(タイム・マネジメントI)」というテーマです。

タイム・マネジメントの基本は「志」にある

「タイム・マネジメント」と聞いてどのようなことを思い浮かべますか。
タイム・マネジメントの基本は「どう生きるか」、ということです。
どう生きるかということは、どのような夢を持ち、志をもつかということです。

例えば「あなたの命がもし、あと半年である」と期限を切られた場合、経営者であるあなたはどうしますか。
あと半年を、どのように過ごすでしょうか。

この問いへの答えが、実はタイム・マネジメントの基本なのです。
経営者として、きっと日々お忙しいことでしょう。
そうした中で、ふと「自分は何のためにこんなに忙しい日々を送っているのだろうか」と疑問に思うことはないでしょうか。

「志」は幸福感につながる

日々、どう過ごすか、今、何に集中すべきかということへの答えは「志」にあります。
筆者の場合は、研修トレーナーという仕事をしています。
生涯、社会人教育の現場に身を寄せ続けたいと思います。

筆者にとっての「志」は幸福感につながっています。
どのようなトレーニングによってどのような人材の育成につなげるかを日々考えています。
いろいろな勉強会に出て、そのヒントを必死で探っています。

もちろん、一人よがりになる危険もありますので、他者からのフィードバック(意見、批判)にも耳を傾ける必要があります。
そうしたことによって自分が成長出来るということもあります。
どのようなフィードバックであっても自己成長につながります。
そしてそれが幸福感につながるのです。

経営者の皆様にとっては、ご自身の「志」にぶれはありませんでしょうか。
本来やりたいことが出来ていないという経営者の皆さまも沢山いらっしゃることでしょう。
そのような時に是非考えていただきたいのです。

やるべきこと、やるべきではないこと

「やるべきことを、やっているか」、「やるべきでないことを、やり過ぎていないか」。
仮にあなたの命があと半年、と区切られた場合に後悔しない生き方をしているでしょうか。

次回は「経営者のセルフ・マネジメント(タイム・マネジメントII)」として「優先順位のつけかた」の基本を考えてみます。

レジリエンスの高い人の特徴を詳しく知りたい方は、拙著:「レジリエンス(折れない心)の具体的な高め方 個人・チーム・組織」(セルバ出版)などをご覧いただければ幸いです。

toshiro@miyamacg.com (筆者:深山 敏郎)
株式会社ミヤマコンサルティンググループ
http://miyamacg.com/