人事制度を作って、制度がしっかり仕組みに繋がる為に必要な4つのステップについて、一つ一つのステップをさらに詳しく見ていきましょう。
目標とルールが決まったら、続いてプロセスの参加をできるようにするための活動について見ていきます。
プロセスへの参加③ 共通の知識の共有
人事制度作りに正解・不正解はありません。
むしろ、どれも正解であるととらえることもできますし、その逆もしかりです。
大切なことは、どの考え方をベースに人事制度を作り上げていくか、そのためにはどんな知識が必要であるか?といった共通の知識がメンバー間で共有されていることが大切です。
この知識の部分がずれていると、話が進まなくなる恐れがあります。
違う考え方の取り組みを否定することに繋がる可能性もあります。
そうなると、限られた時間を取って集まったメンバーの時間が無駄になる可能性があります。
人事制度作りは、ただでさえマイナスな気持ちからスタートしている人が多いです。
その中でできるだけ避けたいのは、メンバー間の分裂です。
人事制度作りは殆どの人が未経験であるがゆえに、共通の知識共有が大切になります。
まずは一つの考え方についてみんなで一緒に学びあい、その先に話し合いを進めていきます。
ベストなものを作るのではなく、ベターなものを作り上げていく気持ちで学び、議論をしていきましょう。
この時は焦らないことも大切です。
人事制度作りを進めていくと、最初のころは時間が経つのが早いです。
わからないことが多いのと慣れていないことが多いため、学びの機会を作っても理解するまで思った以上に時間がかかる場合があります。
この場合は、できるだけメンバー全員が理解していくまで学びの機会と質疑応答の機会を設けていき、メンバーとしての自覚を育んでいくようにしましょう。
☆今日の質問☆
あなたは人事制度作りに対してどんな考え方を軸にしていきますか?