「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」のキャッチコピーが斬新で、それ以来、市場にインパクトを与え続けている「ダイソン」。
主力のサイクロン式掃除機の他に、「羽根のない扇風機」や「穴の空いたドライヤー」、「勝手に髪が巻き付くヘアアイロン」など、ユニークな家電製品を次々と世に送り出しています。
同社が提供する製品は、空調家電製品、ヘアードライヤー、LED照明など、いずれも何年間も「技術革新」が起きてこなかった日用品ばかりであり、ほとんどの一般家庭では、すでに1つは揃っている製品であり、市場は成熟しています。
しかし、その市場に対して同社は、倍以上の高価格帯製品を投入しまくっているのですが、そんな「ダイソン」の日本オフィスに、「HONDA スーパーカブC90」や「SONY WALKMAN初期型」などの製品が展示されていることはご存じでしょうか?
同社によると、それらは「デザインアイコン」と呼ばれ、「技術やエンジニアリングで新しい視点を促すもの」として設置しているとのこと。
革新的なデザインを身近に置くことで、得られる視点やヒントを重要視しているようですね。
同社では、この秋にも「Dyson Zone」という、ダイソン初の「ウェアラブル空気清浄ヘッドホン」を発売するようですが、チーフエンジニアによると「6年の開発期間を経て、どこにいても浄化された空気と澄み切ったきれいな音質を提供できることを嬉しく思う」とのことですが、移動中に吸い込む空気が浄化され、よりきれいな空気として届けられる「ヘッドホン」。
一体、どんなデザインなのか楽しみですね!