人事制度を作って、制度がしっかり仕組みに繋がる為に必要な4つのステップについて、一つ一つのステップをさらに詳しく見ていきましょう。
続いて現場の共感を得るためのステップ4について見ていきます。
現場の共感を得るためのステップ④ 自主性
現場の共感を得るためのステップの最終ステップ4で目指すことは自主性です。
人事制度作りに対して主体的に参加してもらえるように、役割・責任を用意し、その役割・責任に対して、立候補制をしいて、できるだけ自主的な参加を促すことです。
大切なことは自主性です。
できるだけ会社が勝手に決めるのではなく、ある程度考慮はしながらも、立候補により参加できる体制を目指していくことが大切です。
お薦めは、みんなが集まっているところや、みんなが見れる掲示板の中で、公開公募を行うことです。
この公開公募に対して、自ら立候補して参加した人は、モチベーションが違います。
人事制度作りは大変です。
知識の吸収だけでもかなり時間を要します。
社長や現場との折衷など、現場での普段の仕事に加えて動く必要があるため、大変な活動になる可能性があります。
そういった活動に対して、こちらが指定する形を重視すると、やらされ感が高まり、なかなか進んでいかない可能性があります。
一方で、立候補制の場合は、立候補する時点で責任意識があるため、多少の厳しい状況に対しては、我慢しながらでも参加していく可能性が高まります。
あるベンチャー系のIT企業で、公募制による立候補で4つのチームを作り、人事制度作りに取り組んだS社は6か月後の稼働を目指して、知識0から取り組みました。
普段の仕事と別でチームメンバー同士で連絡を取り合い、活動に取り組んだ結果、納得の人事制度が誕生しました。
さらに人事制度作りに取り組んだメンバーの中から幹部が育ち、会社はその後飛躍的に成長することができました。
共感のステージで目指す最終地点は自主性です。
できる限り公募制による立候補で活動に参加していただけることを目指して取り組んでみてくださいね。
☆今日の質問☆
あなたの現場のスタッフは人事制度作り活動に対して自主的に参加していますか?