全国各地で高校生活最後の戦いを繰り広げている球児たち。
負ければ終わりのプレッシャーは強豪校と言えど同様で、
優勝候補と言われる高校が相次いで敗退しています。
夏の甲子園はどのような顔ぶれの高校が揃うのか。
予選大会の日々の結果が楽しい毎日です。
そんな中、春の選抜大会で圧倒的な力を見せて優勝した大阪桐蔭高校。
先日初戦を迎え、10-0の6回コールドで勝ち上がりました。
この試合に先発登板したのは別所投手。
選抜ではエース番号の1番を背負っていましたが、
夏は2番手を意味する10を付けての登板でした。
最後の夏の初戦はいかに王者と言えど緊張はあったはずですが、
別所投手は6回を被安打1、12個の三振を奪い、無失点に抑えました。
球速は自己最速を3キロ更新する150キロ。
夏に向けて調子を整えてきたことが伺えました。
試合後のインタビューでは、
「全体的に良い感じ、良い形で投げることができた。」
「ボールに力が伝わっていたと思う。」
とその日の投球自体に言及するだけでなく、
「自己最速は、夏に向けての強化練習の成果だと思います。」
とおっしゃっていました。
この強化練習が、グラウンドコートを着込んでマスクをしての走り込みや
ウエートトレーニングでの下半身強化。
加えて84キロの体重が落ちないように食事をしっかりと取ること。
だったそうです。
熱中症の恐れもあるような練習で自らに負荷をかけながら、
ただ負荷をかけるだけでなく体調を維持向上できるように栄養も摂取する。
強いチームがさらなる強さを身につけるために、
猛暑の中での連戦を戦える体、精神にするために鍛え上げているようです。
今後の大阪桐蔭高校の戦いにも注目したいと思います。
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どんなに強くても、一発勝負の怖さはあると思いますし、
緊張をしたり、本来の力が発揮できないこともあるでしょう。
ただそういった場を想定し、普段からそれ以上の負荷で準備を行うこと、
日々の事象に高い意識で取り組むことが、
いざという場での自信の裏づけになるのでしょう。
高校球児からたくさん学べるこの時期が本当に楽しいです。