現在、東京ビッグサイトで開催中の日本最大の玩具見本市「東京おもちゃショー2022」にて、驚きの発表会が催されました。
玩具業界の2大メーカーで、熾烈なライバル関係にある2社がコラボする！というのです。
キャッチコピーは「Dream Together - つながる想い、ともに創る夢 - 」という胸アツなプロジェクトなのですが、その実態は？
「バンダイ」が知的財産権（IP）を持つ「機動戦士ガンダム」が「タカラトミー」の「トミカ」に！
一方、「タカラトミー」がIPを持つ「ZOIDS」は「バンダイ」の「超合金」となる！という、正に夢のコラボが発表されたのです。
きっかけは、昨年のおもちゃショーがコロナ禍で開催見送りとなり、「明るいニュースが少ない世の中に、玩具業界として何かできないか、と考えた」ことだったようです。
BANDAI SPIRITSの宇多川社長は、「両社内に、ガンダム世代、ゾイド世代が多くいるため、開発現場は乗り気だった！これからも協力して、新しいものを届けたい」と話し、タカラトミーの冨山常務は「実は、タカラトミーに入る前には、ガンダムが大好きで、バンダイさんに入りたかった。嬉しくたまらない！」と、どうやら経営陣、現場共に、待ちわびたうれしいコラボのようなのです。
これからの世の中、「競争よりも、協調」「コンプラを脱して、自由な交流を」「計画的もわかりますが、直感的に！」そんなワクワクとするビジネスが、そこかしこに溢れ出そうですね。
ちなみに、「バンダイ」さん。
全社員に支給した夏のボーナスが、昨年の支給額より平均で「59万円」アップ。社員の年収は、昨年度比で平均「110%」になるのだそう。さらには、4月に新報酬制度を導入したため、初任給は22万4000円から「29万円」に増額したとのこと。
ワクワクと楽しい仕事を進めている人や組織こそ、豊かに暮らせる。そんな世の中になると良いものですね。
