先月から「テレビ東京」が「TVer」での全国リアルタイム配信をスタートしましたが、そちらの広告が話題となっています。
テレビ業界には、「民放キー局」という言葉がありますが、全国ネットでの放送権利を有する企業のことを指します。
ご存知の方も多いかとも思いますが、実は「テレ東」は6局ネットであり、全国ネットではなかったので、「キー局」とは呼ばれない存在だったのです。
それが、今回の「TVer配信」によって、ようやく全国でのリアルタイム視聴が可能になったのです。
そんなポジティブな出来事を「お詫び広告」として日経新聞1面に掲載したのです!
一部地域では放送されていなかったにもかかわらず、「全国放送っぽくふるまっていた件に関してのお詫び」というタイトルでのユニークな広告は、同時に公式Twitterにも掲載され、引用リツイートでの記念キャンペーンも展開し、続けて地方各紙に掲載するという流れで構築され、それが、あっという間に各種SNSで拡散されていったのです。
この出来事に、
「さすがは、企画力のテレ東!」
「らしい!おしゃれ!」
「時代の波をしっかりつかんでいる!」
「立体的なキャンペーンの組み方がうまい!」
などなど、SNSでも多くのポジティブなコメントがあがっていました。
昨今、多くの大手さんが「お詫びで失敗」し、「キャンペーンで炎上」し、「広告はあきられている、、、」
一方、「ファンやユーザーの想いをくみ取り、ポジティブな感情を抱いてもらうこと」「一緒に楽しんでもらうこと」を軸に創り上げられた今回のユニークな取り組みは、非常に秀逸でした。
これからもテレ東さんの企画力に注目ですね!