HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

長谷川 満

ホーム > 長谷川 満 > 記事一覧 > 第51回 生産性を上げる人事部長流コミュニケーション術!

第51回 生産性を上げる人事部長流コミュニケーション術!

2021/12/01

コミュニケーションは仕事において、
成果を出すか出さないか
生産性を上げるか上げないか
などにも影響するほど、大切なものです。

実際、
「社内の人間関係(コミュニケーション)が
上手くいかない」
と悩んでいる人は多いと思います。

一説によると、
サラリーマンが仕事を辞める
原因の大部分は
人間関係が占めていると言われています。

人事とは、文字通り「人について」
扱う部署ですから、
人間関係がどうなのかを
把握するのも大切な仕事の一つとなります。

円滑な人間関係とは
大部分の人が思っているような
「口が上手な人」とか
「褒め達でなければいけない」
ということとは少し違います。

私が思うに、それは本当に
「ちょっとした差」なのです。

私が普段、行なっているコミュニケーションは、
通常はそんなに熱心に
関わっていないように見せて、
個別面談などのここぞという時に
「温かいメッセージを送る」とか
「話を聞いてくれる人なんだ」
と思ってもらえるような
雰囲気づくりを心がけています。

もちろんコミュニケーションをとる際の条件としては、

相手との距離感や立場の違いなど
人によって様々ですが、
私がどのような条件にいる
人に対しても気をつけているのは
コミュニケーションをとる際に
極力、「相手の時間を奪わない」ということです。

そうはいっても
当然、挨拶や最初の雑談くらいはします。

挨拶は時間がかかりませんし、
会話をしやすくするきっかけになったりします。

あと、人としての礼儀でもありますよね。

雑談もメインの話をする前に、
相手との距離感を近づけていくことや
場をつくることにもなります。

私が注意しているのは
「意図のない雑談ばかりして、
相手の時間を奪うことのないように」
しているということです。

私が「意図のない会話をしない」理由は、
「相手の仕事の流れを止めない」
ことを意識しているからです。

仕事の流れを止めるようなコミュニケーションを
してしまうと、相手の生産性に
影響を与えてしまうからです。

この考え方が前提にあれば、
あとは「他人の悪口を言わない」くらいで、
特別なコミュニケーションスキルなど
不要だと私は思っています。