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金山 正明

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第51回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2021/12/05

MCS株式会社 関 浩司 社長(其の3)

今回の対談は、株式会社MCS 代表取締役社長の関浩司様にご協力頂きました。
株式会社MCS様は、日本に7社しかないマイクロソフト認定のMAR事業を展開される他、リサイクルPC事業、システム開発事業、スクール事業など、多角的に事業を展開されております。
今回はMCS 代表取締役社長 関様の今後のビジョンについてお話を伺います。

金山:先週までは、MCS様の創業から現在に至るまでのストーリーをお伺いしましたが、今週は今後のビジョンについてお話しを聞かせて頂けますでしょうか。
この先どのような未来を描いてらっしゃるのでしょうか。

そうですね。
5つの事業を順番にスケールさせていこうと考えています。
リサイクルPC事業、システム開発事業、ERP事業、HR Tech事業、Flower Tech事業です。

まずは、現在行っているリサイクルPCについてですが、国内の5%のシェアを目指していきます。
次に、システム開発は、エンジニアの育成はもちろん、営業の育成も行っていきます。
そしてERP事業についてですね。大手は昔から自分たちで作っていますが、中小企業が導入しているかいないかで今後のビジネスを左右すると思いますので、弊社ではMicrosoft Dynamics365を使った支援をしていこうと考えています。
そしてHR Techでは、従業員のエンゲージメントを高めるサービスを展開していきます。
最後にFlower Techですね。

金山:Flower Techって面白いですね。
お花とテクノロジーがどのように融合するのでしょうか。

中秋の名月にはすすきを!花には文化を売ることが必要

結局今花が売れていなくて、これひどい。
29歳までの年間購入金額716円ですよ!。
1000円以下じゃないですか。
母の日にお花を渡すけど、絶対に父の日にはつかっていない金額です(笑)

なぜこのような現象になったかと言えば、牛乳や卵みたいに、売ることだけに専念した結果がこうなったと私は思ってます。
生花なので、枯れたらまた買うサイクルをずっと繰り返してきてるので、たぶん若い世代は「なんで花を買わなきゃいけないの?」と意味がわからなく不思議だと思います。

本来花は人類の歴史と密接な関係があって、例えば、中秋の名月にすすきとか、そういった古くからの文化を売るというのが花には絶対的に必要なのです。
花を売るのではなくて、花をコーディネートする人を育てて…例えば花好きの主婦が評価される場(プラットフォーム)を作り、その場所で売買をする。

金山:めちゃくちゃ面白いですね!とてもワクワクします。
こういった新規事業のアイディアを考えるときに大切にしていることってあるのですか。

ビジネスは人間の感情からはじまる

結局何か新しい事業を作ろうとしたら絶対にできますが、そこにただ一つ大切なことがあるとすれば、エモーショナルなサクセスストーリーだと私は思っています。

映画見に行く理由は心が揺れるから、皆さんは感動するためにお金を払っています。
ビジネスモデルに感動がないと引き込まれないし、圧倒的なファンが生まれない。

例えば、けん玉のうまい子がいたとします。
受験が近いのに勉強せずにけん玉やっていたら「勉強しなさい!」と、ご両親にけん玉を取り上げらてしまうと思います。
ならば、けん玉をずっと続けてもご両親がOKを出す条件って何でしょう。

例えば、私たちが大会開いて優勝賞金一億円を出すとしたらどうでしょう。
おそらくお父さんも、「お前が使っているけん玉はオフィシャルじゃないから、お父さんが新しいけん玉を買ってきたからこれで練習しなさい」ってなると思うのです。

私たち会社の理念でもあるのですが、脚光を浴びていない凄い人に脚光をあてる。
賞金をどんどん上げていったら、参加人数も増えていくと思います。
商売的に成功かどうかはわかりませんが(笑)

結局そういうことかなと思います。
みんな得意な部分って全然違いますよね。
ですが、お金になるかわからない領域で天才的にすごい人っていっぱい隠れていて、その人たちにスポットライトを当ててピックアップしていくのがとてもワクワクしてしまう。
そういう人たちのストーリーって人の心を動かすのではないかと思います。
私は仕事にしても、社員にしても一緒にサクセスストーリーを作っていける会社にしたいと心から思っています。

金山:確かにそうですね!
人の心を動かすものなのか!
ビジネスにしてもそこってとても大切ですし、関さんの話を伺っていてとてもワクワクしました。
これからのMCSから目が離せませんね。
ぜひそのような未来を実現して頂きたいです!これから益々のご発展をお祈り申し上げます。 

今週は株式会社MCS様の今後のビジョンについてお話しを伺いました。
次週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。

会社情報

会社名:株式会社MCS
本社:〒111-0052   東京都台東区柳橋1-32-7 6F
コーポレートサイト:https://m-cs.co.jp/
事業内容:・システム開発
・グラフィックデザイン事業
・PC周辺機器輸入輸出
・リサイクルPC事業
・ユーザーサポート事業
・営業コンサル事業