前回は
実践する人、しない人がいることは、何ら問題ではなく、
2:6:2の法則からも、しない人も出る、という前提のお話をしました。
それよりも、実践しよう!やってみよう!という気持ちにさせてあげることが重要です。
実践するから、様々なことに気づき、継続することで大きな力となる。
出来ないと思っていたことが、出来るようになっていたり、
したことの無かったことが、「する」習慣になっていたり。
こんなことで心が乱れ気分を害していたのに、気づいたらそれが無くなっていた。
自分だけが忙しく、周囲はしてくれないと思っていた人が、周囲がいるから仕事が出来ていたことに気づき感謝が沸き起こる。
全ては実践+継続の賜物として得られるのです。
では、社員の皆さんが「実践しよう!」とやる気になるためには、
そう思えるようにするにはどうすればよいのでしょうか。
誰もが、
これまで通りのほうが、
今のままのほうが「楽」なのです。
何かこれまでと違うこと、新しいことを始めるには少し勇気がいりますし、
面倒で、億劫だと思うものですね。
ドイツの哲学者 フリードリヒ・ニーチェの名言の中に
「脱皮しない蛇は死ぬ」という言葉があります。
変化成長を受け入れられること
ずっと同じ場所にとどまっているのではなく、変化し続けていく
変化に対応できる人財を持つことが大切です。
会社は常に進化、成長していかねばなりません。
そのためには、
そこで働く社員の成長が必要です。
①目的(何のために)、目標(どうなりたいのか)
「喜ばれる人になるための動機づけ」
言われたことはやっているし、遅刻も早退もしていないし、やることはやっている。
しかし、人を喜ばす、というまでの意識がない場合、自分や会社はどうなっていくのか、
そして、
社外に対してはもちろん、自分以外の社内の人に対しても
喜んでいただけるための行動をとることでどうなっていくのか。
それをじっくり
「考える」
深く掘り下げて考えていくと、社員の皆さんから自ら考えた答えが出てきます。
ここで、「人に喜んでもらえる自分になる」ということを選ばれ
何のために実践をしていくのか、どこを目指すのか。
が決まります。
②現状と理想
会社は、そこにどんな社員スタッフが働いているかで会社の質が決まります。
挨拶も出来ない、権利ばかり主張しているような社員さんが
会社の値打ちを下げているということ
あなたに応対してもらえてとても気持ち良かった
あなたのような人がいるから会社が発展する
一人だけではなく、誰に会っても気持ちが良い
なるほど、だからこの会社は発展するのがわかる。
「素晴らしい社員さん達がいるから」
「お宅のような社員さんがいる会社は間違いない」
「お宅のような社員さんが作る製品は間違いない」と言わしめた
会社の社員さん達のように
あなたを通じて素晴らしい会社だと信頼してもらいませんか?
そんな高い評価の会社で、誇りを持って働けるようになりませんか。
現状からなりたい自分まで、何をしていきましょうか。
こうして、やらされる、のではなく、
自ら実践しようという気になっていかれます。
実践したもののすぐ辞めるんじゃないの?どうせ3日坊主だよ。
と思われる方もいるかもしれません。
次回は実践がどうやって「継続」できるのか、
その秘訣をお話して参ります。