それは、
「実践者になる」
「実践する」
からです。
私はいつも社員の皆さんに言ってきました。
いくら著名な講師や偉い大学教授の講義を受けたとしても
「聴いて終わり」
「観て終わり」
では、生かすことはできない。
知識として入ったものは「実践」してこそ知恵になるんです。
例えば
本来の挨拶の仕方を学んだ。
でも、その挨拶の仕方をやってみないと、これまで通りで、何にも変わる事はありません。
だからいつも言います。
頭を賢くしたり、お行儀作法を学ぶものではありません。
一番最初に
研修のテーマは
「実践する」「実践者」であるということを決めてからスタートします。
そして、1回やったから、終わり、ではなく
これまでと違う「挨拶をした」(実践した)
すると、
自分はどうだったのか。(やってみてどう感じたのか)
相手はどんな反応だったのか、やってみて何を気づいたのか。
それを必ず、次の研修で持ってきてもらいます。
その実践発表で、他の社員が学べ、互いに良い刺激を与えあうことになり
更に講師からのフィードバックの相乗効果で、回を重ねるごとに
その実践に深みが増し、実践する内容もステージが上がっていきます。
「実践」と「振り返り」はセットです。
やってみて初めて、自分は、出来ている「つもり」であったことに気づいたり
当り前のことが出来ていなかったり、
自身の人への見方に気づいたりと、それぞれが、自分を振り返るきっかけになり、それはそれは貴重な気づきや学びをされるのです。
それを繰り返すことによって、
皆さんおっしゃいます。
「以前はこんなことで腹を立てていたのに、今は不思議です。腹が立たない。
そんな自分が嬉しい」
素敵ですね。
実践することで、自分で自分のことに気づき、しかも修正して成長していく。
あなたの社内でも
「実践」+「振り返り」を習慣づけてみてください。
あ、ここで注意点がありますので、次回にお話しますね。