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塩崎 俊樹

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【第34回講座】飲食店経営はチーム活動④

2021/08/02

目指す方向性が決まったら

前回第33回講座では、チームとは何か?チームの要件を満たす上で「本音の信頼作り」の次に必要な要素である「目指す方向性の共有」の大切さについてお話してきました。

今回は、目指す方向性が決まった後、3つめにチームの要件を満たす上で必要になる「規律・約束」について学んでいきます。

チームとして目指す方向性を実現する為には

チームとして目指す方向性が定まったら、その方向性に向かい、目標達成を目指してチーム一丸となって日々の活動に取り組むことが求められます。
具体的な行動に取り組んでいくと、当初描いていたこととは異なる予想外の事態が起こることが多々あります。

未来は誰もわかりません。目指している数字を実現していく為には、目標の数字を決める上で関わっていないお客様や業者さんが存在します。
さらに、目標を決めた時にいなかったスタッフが新たに仲間として加わってくる可能性もあります。

日々の活動に加えて、そういった予想外の事態が発生した場合には、ある一定の基準やルールを持って、チームで対応を考えていく仕組みを作っておく必要があります。
基準やルールに沿って、チーム共通の認識を持って解決に向けて活動していくことができないと、目標に対する認識がぶれてしまうだけでなく、仲間としての信頼にも亀裂が入る可能性があるのです。

チーム共通の規律・ルール作り

チームで目指す方向性を実現していく為に必要な規律・ルール作りでは、決めていくプロセスに関係者が参加していることが重要になります。
この規律・ルールは日々の活動の中で必要になってきます。
そのため方向性や目標以上に仲間間での共通の認識と納得感(共感)が必要になります。
この共感を生み出していく為にはプロセスに関わる関係者の方々が関わらないと決めた後に、「聞いてないし・・・」「納得いかない・・・」「面倒くさい」といった言葉が出て、効果が発揮されない可能性があります。

そういった反対や無関心の声が出てくると、せっかく決めたことも効果を発揮することが難しくなります。
大切なことは、決めた規律やルールがチーム内で共感を持って、遂行されることです。
共感を持って規律約束が効果を発揮しながら目標達成に向けて歩んでいくためにも、この規律約束を決めていくプロセスに関係者を巻き込んでいきましょう。

☆今日の質問☆
あなたのお店は目標達成に向けて、どのような規律約束を共有して活動していますか?