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益田 和久

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第19回 手軽にできる「自撮り学習」

2021/07/15

最近1ヶ月で、営業担当者対象にオンラインでのプレゼンテーション研修を4回実施しました。
オンラインの特性を活かし、講義は事前に動画配信をして、自分の都合に合わせて視聴してもらい、研修では、オンライン上でプレゼン実技をしたものを録画・再生をして、講師や他受講者からフィードバックしてもらうことが主体の研修でした。
オンライン研修で受講者発表やロールプレイ実習は何度も実施していましたので、運営自体はスムーズでしたが、新たな気づきもありました。

当該研修の大きなポイントは、Zoomの録画機能を使って、自分のプレゼンを録画・再生・視聴することにあります。
自分がプレゼンする姿を見ることは、こういった機会でしかできませんので、話し方のクセや話の流れ、提案のポイントや資料の見せ方など、自分を客観視することで大きな気づきや発見があります。
その上で、他の受講者からフィードバックを受けたり、他の方のプレゼンを見たりすることで、具体的に改善していく方法も明確になってくるわけです。
実習は2回やりますが、2回目はみなさん確実に上手になります。やはり自分で自分の改善点に気づく、思い知ることは重要なことだと思うわけです。

これまでも、対面研修で同じようなこと(ビデオカメラでプレゼンの録画をして、モニターにつないで再生・視聴、フィードバック)はやってきました。
ただ、自職場で自分のプレゼンを撮影・再生・視聴するのは、思ったより手間がかかるようで、日常的にはあまり実施されないのが現状です。
ましてや、他の方のプレゼンを見るとなると、同行同席しないといけないので、日程調整だけでも手間がかかりますし、コロナ禍の状況もありますので、同席人数も限られている状況があります。

オンラインの場合ですと、本番前の練習から自分で録画することができます。
聞き手が画面に映っていないとやりづらい方は、職場の方にお願いしてオンラインで参加してもらえばいいのです。
「自分のプレゼンを録画・再生して、セルフチェックすることが目的なので、仕事しながらでもいいですから」とお願いすれば、だいたい協力してくれるはずです。

また他人のプレゼンテーションも、同じ会社であれば、オンライン上で同席するのは、それほど難しくないと思います。
プレゼン時の具体的な振る舞いや物言いは勿論のこと、お客さまの反応や質疑応答のやりとりなどは、まさにライブでしか確認出来ないものなので、実践的な学習としては、とても効果的だと思います。

録画機能ですが、最近Zoomも個人情報に配慮して、レコーディングを開始すると会議参加者全員に通知がいくようになっていますので、事前に許可が必要となります。
また録画した内容も会議を終了してからでないと視聴できないようになっています。
WindowsやMacの画面録画機能は、簡単に録画ができて、その場ですぐに再生視聴できますが、いずれにしても相手がいる場合は事前に確認したほうがよろしいかと思います。

プレゼンは練習するほど上達します。
その上達スピードをあげるためにも、自分で自分のプレゼンを改善点を発見し、次に活かすことが大事でしょう。
是非録画機能を使ってみてください。