私は、店舗や施設の「待ち時間」があまり好きではないので、事前に予約できるところは必ず予約するようにしています。
予約システムがないところでは、オープン前の早い時間から並ぶようにしています。
この場合の「並んでいる時間」は気にならないので、正確に言うと「時間の読めない待ち時間」が好きではないということになります。
コロナ禍になって、三密を回避するために、オンライン予約ができる店舗や施設は増えました。
自宅近くの病院のオンライン予約は、診療時間が近くなるとメールで知らせてくれるしくみになっているので、ギリギリまで別のことに時間を費やすことができます。
また病院で処方箋をもらった後も、事前に処方箋を撮影して指定の調剤薬局に送信しておくと、すぐに受け取ることができます。
お薬手帳機能も備えているアプリなので、待ち時間の軽減だけでなく、お薬手帳を持っていく手間もないので、忘れっぽい私からするととっても助かっています。
大混雑している薬局でもないので、そんなに慌てる必要もないのですが、ムダに待つ必要もないかなと思っています。
それは、ファストフード等のテイクアウトのときも同じで、事前にオーダーしていれば、お店に行ってすぐに受け取れます。
特に、リモートワークやランチミーティングのときなどは、待ち時間が惜しいので、事前にオンラインオーダーできるのは助かります。
ムダに時間を費やさないための手間を代用してくれるのが、オンラインツールであり、こまめにオンラインツールを使いこなすことで得られる時間は、かなりの対価として換算されるのではないでしょうか。
先日、全国的に開始されたワクチン接種の予約も、電話だとなかなかつながらずに予約ができず、ネットの場合だとすぐに予約ができたというような報道がありました。
様々な商品やサービスのサポート窓口も、電話よりもチャットやオンラインフォームのほうが早く対応してくれることが多いような気がします。
電話がなかなか繋がらないとイライラするよりは、オンラインで然るべき手続きをして、他の用事をしながら対応を待つほうが合理的です。
緊急の場合を除いて、これからはオンラインをベースにした調整を中心におくことは、ストレスフリーという面からも、生産性向上という面からも、もっと推進すべきですよね。
ビジネスで最も調整を要するのは、会議や打ち合わせの日程ではないでしょうか。
人数が多くなったり、チームや会社をまたぐと調整は煩雑になりますよね。
そんなときでも、日程調整ツールを使えば、全くの手間無しで調整ができますし、そうでない場合でも、参加予定者の状況も可視化されますので、調整すべき箇所が明確になっているので、その点だけマンパワーで調整すればいいわけです。
私は、仕事のときには「Time Rex」というツールを活用していますが(有料)、それほど複雑でない調整であれば「調整さん」や「伝助」といった、飲み会などで使う日程調整ツールで十分ではないかと思います。
いずれにしても、日程調整ツールが全てやってくれるのではなく、煩雑な情報を整理をしてくれて、人がやることを明確にしてくれるというものです。
また、弊社では研修の前後にGoogleのアンケートフォームを活用していますが、こちらについても、回収や結果一覧の編集、関係者との共有の手間はかなり削減されています。
勿論、未提出者への催促やアンケート結果一覧の仕上げは、マンパワーでやらなくてはいけないのですが、それ以外のことで細かで面倒な作業は、ほぼオンラインツールがやってくれます。
忙しいからこそ、オンラインツールができることは、フル活用する。
その上で、マンパワーでなければできないことに特化する、そのことにとって、働き方、時間の使い方は大きく変わってくるような気がします。
身近なところから、オンライン化できるものは導入して、その削減した「手間」をもっと価値的なことに充当できるといいですね。