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第224回 企業の組織づくりは、プロのサッカーチームづくりから学べ!
2025/03/26
企業の組織づくりについて考えるとき、
私はいつも国内や国外の
プロのサッカーチームの運営に
思いを馳せます。
一見、ビジネスとスポーツは
まったく別物に見えますが、
実は「人と組織の活かし方」において、
驚くほどの共通点があるのです。
まず、どんな強豪チームにも
「勝つための戦略」があります。
そして、その戦略に基づいて
「どんな選手を揃えるか」
「どうトレーニングするか」
「どう試合に臨むか」が決まってきます。
つまり、目的(勝つこと)に対して、
人材の役割や配置、育成が
一貫して設計されているものです。
一方、多くの企業ではどうでしょうか。
「売上を伸ばしたい」
「人を育てたい」
といった目標はあるものの、
それに向けた戦略と人材活用が
バラバラになっているケースが少なくありません。
戦略がないまま人材採用したり、
目指す方向に合わない育成をしたりしてしまうと、
せっかくの人材が力を発揮できず、
組織全体のパフォーマンスも上がりません。
ここで参考にしたいのが、
サッカーチームの
「ポジションと役割の明確さ」です。
FW、MF、DF、GKと、
それぞれの選手が何を求められ、
どんなスキルが必要かは明確です。
また、プロチームであれば、
即戦力を高い報酬を払って獲得するのか、
ジュニア世代の育成に力を注ぎ、
内部から育てて、トップチームの選手へ
引き上げていくのかなどを
考えながら組織づくりをしているものです。
これらを企業に置き換えれば、
営業、開発、管理部門など、
それぞれの部門に求められる
成果や行動が定義されているか?
という問いになります。
さらに、それぞれの“ポジション”に
必要なスキルやマインドを明文化し、
人材育成や評価につなげることが
できているかが重要です。
加えて、監督やコーチ(=経営者やマネージャー)の
役割も忘れてはなりません。
監督やコーチは選手の力を見極め、
試合で最高のパフォーマンスを
発揮できるようサポートします。
これと同じように、
上司や人事の役割は、
部下が力を発揮できる環境を整え、
成長を支援することです。
選手任せだけにしていては、
チームは勝てません。
最後に、強いチームは
「勝てる文化」を持っています。
勝つことを当たり前とし、
ミスを恐れずチャレンジする姿勢、
互いを信頼して動く習慣…。
企業も同じように、
成果にこだわり、
協力し合う文化を育てていく必要があります。
企業の組織づくりに正解はありませんが、
プロのサッカーチームのように、
目的に基づいて人材を活かす
仕組みを整えていくことが、
強い組織をつくる第一歩になります。
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