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高松 秀樹

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第221回:社内FAの浸透

2025/03/08

「三井住友銀行」がメガバンク初の「社内FA制度」を導入するようです。

およそ「2万8000人」の全ての従業員を対象に、来年1月からスタートするとのことですが、「専用データベース」に、異動を希望する社員が自身の強みとなる「スキル・経験・資格」などの「自己PR情報」を登録し、「1000」もあるという全部署の責任者らが閲覧できるようにして、即戦力になり得る知見を持つ社員や、成長が期待できる若手社員など、「求める人材」が見つかれば、責任者側が面談を申し込み、両者で合意すれば異動が決まるとのことです。

もともと在籍していた部署の上司は引き止めることができないわけですから、日頃から優秀な部下への「適切な対応」が求められます。

一方で、異動希望の登録をさせないように圧力をかける、、などのムードが生じないような「風土づくり」も重要と感じます。

また、「このFA制度による異動がどれだけ実現したのか」によって「登録する意味があるのか」などの判断にもつながりるでしょう。

人不足、採用難は大手各社にとって「深刻な問題」でしょうから、このような取り組みは今後ますます広がっていくのでしょうね。