第194回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~
2025/01/26
村井 庸介様(其の2)
今回の対談は、村井 庸介様にご協力頂きました。
村井 庸介様は、社長のワガママこそ利益にする中小企業の社会番頭として、人事制度設計、DX推進、事業開発コンサルティングを提供されています。
今回は村井 庸介様のキャリアについてお話しを伺います。
金山:先週は現在の事業についてお話しを伺いましたが、村井様のキャリアについてお話しを聞かせて頂けますでしょうか。
コンサルタントとして、そして事業当事者としての経験
新卒で野村総合研究所に入ってそこで3年ほどですかね。
いわゆる通信業界のお客様ですとか、自動車部品メーカーをはじめとした製造業さんの新規事業開発や、市場調査、コンサルティングを3年やった後によくあるコンサルタントが事業の当事者やりたいってなりまして、リクルートに転職をしました。
転職後リクルートで求人広告の営業をやっていたんですが、最初の駆け出しは良かったんですけど、その後全然売れないというコンサルタントあるあるの頭でっかちな経験を見事にしましたね。
その先を考えた時に営業でこのまま活躍していくのが難しいんじゃないかと考えたこともあって、コンサルタントとしての経験を活かせる職種、ポジションに就こうと転職をしました。
ゲーム業界での戦略企画、人事の経験
当時ソーシャルゲームがちょうど出始めて業績復活していたドリコムさんの戦略企画部門に入社をしまして、そこで、グリーさんなのかDeNAさんなのかみたいな、どのプラットフォームを主戦場とするのかといった戦略策定に携わっていました。
そのほか、予算管理もそうですけれども、あとはカスタマーサポートセンターの外部移管とか、いわゆる社内のスリム化みたいなところもやっていましたね。
社内表彰もされ、楽しく仕事をしいたんですけど、友人が役員をつとめるベンチャー企業に誘われまして。
その会社で経営企画といった部分と人事の部分の統括をしてくれないかと言われました。
このベンチャーは今でこそAIで人気になっているベンチャーの一つですけども、当時はゲームがヒットしていて上場を目指したいという話もあったタイミングだったのでジョインすることにしたいんです。
ただ、ゲーム事業に参入する事業者も多かったのでなかなか好調を維持できず、事業撤退や人員整理をしました。
一通り落ち着いたタイミングで、もう一度大きな会社で腰を据えて仕事をしようと思い当時業界も近かったグリーさんにお世話になりました。
最初は事業戦略チームにいたんですけど、ガラケーからスマホへとシフトするタイミングで、会社の全体的な固定費が負担になっていたところもあったのでスリム化するという話でリストラを担当することになったんです。
凄い言い方ですけど、人事部の味方のフリをして、残業代削減プロジェクトというスリム化した後の人事の基本設計をしましたね。
その後に人事制度の設計とか作り直しとかをしまして、一通り仕事を終えたタイミングでゲーム業界をやめようと思って退社をしました。
再びコンサルタントとして、そして独立へ!
その後はDXの走りのようなトレンドもあったので、IBMでコンサルタントをやっていましたね。
銀行さんの統合支援をしたり、DXに関わるプロジェクトに携わったり、そんな中知り合いの紹介で、メガネスーパーの話しを頂いたんです。
当時は経営再建途中で、経営陣は揃ってようやく赤字が止まりそうなんだけども、中間管理職がいないから手足を動かしてくれる奴いないかなという話でした。
今までの経歴上メガネスーパーに関わる事は滅多にないだろうと思ったので、ここで経験しておくのは最悪ダメになったとしても、自分の将来の喋れるネタのひとつになるだろうと思い参画しました。
そこでは事業提携をメインに活動をしまして、カード会社や健康保険組合との提携が功を奏して売り上げも回復してきました。
そんなタイミングで今までの経験の「掛け算」を活かして独立をすることにしたんです。
金山:コンサルから経営戦略企画、人事まで様々な業種で経験を積んでらっしゃったんですね。
色々とお話し頂きありがとうございました。
次週は村井さんが描くビジョンについてお話し聞かせてください。
事業概要
事業内容:
・社長の右腕を育てる実践型教育
・社外番頭(COO、CXO代行)
・コンサルティング(人事制度設計、DX推進、事業開発)
・研修