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益田 和久

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第201回 DXについて改めて考える

2025/01/09

昨年末から年頭にかけてお客様十数社と情報共有をしている中で、「DX」というキーワードは何らかの形で盛り込まれていました。
昨年の同時期と比べても、内容はより具体的であり、進化したものになっています。テレビや新聞、インターネットでも、DX関連記事を目にしない日はないと思います。
仕事にも私生活にも、DXというかAIやIoTが浸透していることを実感します。

そもそも「DX」というキーワードはいつくらいに出始めたのか?
ふと考えてみました。
システム開発系の友人の話によると、2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」が始まりのようです。
このDXレポートの主旨は、既存システムが長年の運用により、複雑化・ブラックボックス化してDX対応が難しくなるということを指摘したものでした。
「ITシステムの2025年の崖」といわれるそうですが、その2025年が今年なわけです。
もちろん単なる指摘だけではなく、DXを実現するための具体的なシナリオやDXの具体的な対策も提案されていたようです。
2019年を「DX元年」と定めましたが、目立った取り組みは見られず。
ただ2020年から様々な業界で徐々にDXの注目が高まり、加えてコロナ禍による働き方や暮らし方の変化により、世の中全般的にも動き出した感がありました。
2021年にデジタル庁が発足してからは、加速度的にデジタル社会へのシフトが始まったというところでしょうか(あくまで私見です)

このコラムの執筆が始まったときは、コロナ禍真っ只中の2021年。
集合対面形式の研修やお客様に訪問してのコンサルテーションが難しくなり、オンライン(リモート)形式での運営展開を日々模索していたときでした。
ありがたくもコラムを連載していく過程で、デジタルに関することに興味関心を広げることができ、DX推進に関するお仕事(システム開発ではなく社内導入・展開の動機付け)もいただいております。
何より、弊社IT部門を請け負ってくださっている田中さんや伊東さんがいてくださったことも大きい。
いろんな情報をキャッチアップして、実際に社内で試してみて、社内のリテラシーを少しずつアップできたのは2人のおかげであり、それに付き合ってくださったビジネスパートナーのみなさまには感謝感謝です。

改めて思うのは、DX推進にあたっては、「自分から興味をもって情報収集をすること」、「いいと思ったアプリやシステムを試してみること」「DXについて語れる、協力しあう仲間をつくること」の3点が大事だなと思いました。この3つを実践することで、DXで最も大事なX(トランスフォーメーション)が見えてくるのだと思いました。
難しく考えても前には進まないので、ドラえもんの歌を口ずさみながら、もっと進化していきたいと感じた年頭です。

「こんなこといいな できたらいいな あんなゆめ こんなゆめ いっぱいあるけど みんなみんなみんな かなえてくれる、僕らのDXがかなえてくれる」