先日に飛び込んだニュース。
米国女子プロゴルフツアー「ショップライト・クラシック」に参戦していた、畑岡奈紗選手が第2ラウンド開始前に失格になりました。
畑岡選手は前日、最終9番ホールにて第2打をグリーン右の茂みに入れ、同伴競技者やキャディらとボールを探しました。
草むらにあったボールを発見した後、畑岡選手はアンプレヤブル(プレーが不可能な状態になること。アンプレヤブルを宣言したら、1打罰を加え、ボールから2クラブ以内にドロップするか、または、元の場所からの打ち直しでプレーを続行する)を宣言し、4オン1パットのパーでホールアウトしました。
第一ラウンドは、「65」の6アンダーとして4位で第1ラウンドを終えていました。
しかし第2ラウンドの朝、捜索のシーンに立ち会っていたテレビ中継局のリポーターの申し出を受けて映像を検証した結果、捜索に3分25秒かかっていたことが明らかになりました。
ゴルフ規則では、捜索時間を3分と定めているので、3分を過ぎた時点で球は紛失したとみなされ、1罰打を加えて2打目地点から4打目として打つ必要がありました。
スコア提出前にその誤りを訂正しなかったため、失格になったということです。
3分と定められている捜索時間は、実際には競技委員らの第三者が立ち会って計測するわけではないようです。
グリーンサイドから4打目を打つ直前のシーンに立ち会っていた競技委員は、選手らが球を捜索していたことを知らなかったようです。
畑岡選手に問い合わせを受けたアンプレヤブルの処置について説明していたため、その場で制限時間に関する言及はなく、プレーはそのまま進められた状況でした。
第2ラウンド開始前の朝、畑岡選手はコース内でウォーミングアップをしている最中にツアーから失格の連絡を受けました。
茫然ながらも、ルールだからと裁定を受け入れました。
体験型研修でも、時間管理が必要な場面があります。
最初に伝える必要な情報の中で「時間」についても説明します。
質問事項がないことを確認してから、アクティビティを開始するのですが、途中で時間についての質問を受ける場面が発生するがあります。
基本的に最初に情報として伝えていることなので、同じ内容をお伝えします。
そうすると、「はっ」とした表情になりがちです。
その理由としては、
・時間になれば言ってくれると思っている
・聞けば教えてくれると思っている
・誰かが時間管理をしていると思っている
・時間のことを忘れている
などがあります。
もちろん、時間に関しての情報を知らないわけではないのですが、目の前の課題に集中していればいるほど、忘れがちだということになります。
わざとルールを破ることは誰もしません。
誰が悪いということではなく、どのようにすることでルールを守れるか。
ビジネスでも大切な時間管理。
誰か・・・ではなく、どのように・・・・
が大切なのではないでしょうか。