「不登校で悩んでいるお母さんがいるから相談に乗ってあげてほしい」と、最近、頼まれることが増えてきました。
なぜ、私のところにそのような相談が来るのか?
というと、子どもを小学校も中学校も行かせずにオルタナティブ教育を実践した『選択的不登校先駆け母ちゃん』だから。
相談にくるお母さんたち、最初は辛そうな顔をしているけれど、話しているうちに笑顔になり、最後は笑い合うまでに!
相談の内容はそれぞれだけれど、例えば。
・小1の頃、泣いて嫌がるのに無理しても学校に行かせようとしてしまったことを後悔している。
・どうして他の子達と同じように、うちの子だけ学校に行けないのか?
・本人も学校に行きたいって言っているので、保健室登校している。
などなど。
他にさまざまな悩みを相談しにきます。
そのお話を一通り聞いた後、
「私の話は何の参考にもならないと思いますが、ちょっとだけ私の話もしていいですか?」と同意を得てから2つのお話をしています。
1.選択的不登校
うちの場合は、最初から親のエゴで、あえて学校に行かせない選択的不登校なので、不登校に悩んだことがない。
だから参考にはならないと思う。
ただ、やってみて分かったことがある。
それは、1日も学校に行かなくても卒業証書ももらえるし、卒業できるという事実です。
これは、卒業して初めて知りました。
行かなくても卒業できるなら行かないことに悩まなくてもいいんじゃないか?
そして、うちの場合は、自分のことは自分で全部決めるけれど、その結果の責任も自分が負う、という自由と責任を学べる環境で育てました。
ので、やらされ感0の教育。その結果、
(私は心からどっちでも良いと思っていたが)勝手に高校を選んで入学し、行きたい大学を受験し入学し、めっちゃいい成績を収めてきます。
私自身は、本当に成績とかどうでもいいのですが、本人が喜んでやっているので応援しています。
経験から言えることは、
①義務教育の期間は行かなくても卒業できる。
②みんなと同じタイミングで勉強しなくてもやりたくなってやれば、どこまでも学びが深まる。
選択的不登校を実践するにあたって、不安に感じたことは何もないんですよね。
それに、学校を否定しているわけでもなく、ただ教育を自由に選べたらいいなという感じです。
何がいい・悪いという視点がなく『自分がどうしたいか?』だけなので、ノーストレスなのです。
2.これまでの選択は全て最良
こうすればよかった、あーすればよかった・・・
って後悔することありますよね!
私だってあります。
ただ、それを思って未来が変わることってあるでしょうか?
どうしても感じてしまうことはあるので、それはそれでいいと思います。
それとは別に、すごく実感していることがあります。
その時々の、自分の選択や、その時々の状況は、長い目で見たら、必要なことが起こっているって。
私自身、親がDVで、争いの中で否定されながら育った。
その時はキツかったけれど、幼少期からずっとその環境に身を置いて、自然に観察していた・・・
そのおかげで、今の自走組織育成という天職にたどり着けた。
あの日々のおかげだと思っている。
他のこともそうで。
辛かったこと、大変だったことが、今の自分の要素になっている。
だから・・・
必要なことをしているんだって、実感しています。
その時々の「あの時、こうしてれば」という選択も、それが結局は最良なのだということ。
そして、これから「どうしたい?」「どうなりたい?」が最重要!なのです。
『ここから、どうしたい?』にフォーカスして、そのためにできることをしていけばいい。
いつか、あぁ、あの時のあの選択がここに活きているのか!
と思える日がくるよ。
こんなお話をしています。
もちろん、インタラクティブに対話しながらですけれど、こんなお話をすることが多いなぁと感じています。
多くの方が、正しいやり方や、上手くいく方法を探しているように感じます。
でも、外側に探し続ける限り、悩みは尽きません。
だって、そんな方法なんて、本当はどこにもない。
誰かがうまく行った方法が自分に当てはまるとは限らないし、時代や状況が違えば同じ結果になるとも限らない。
だから、その時々で最良と思ったものを『選択』して、自分を信じて、自分らしく、一歩づつやっていく!
それに限ると思います。
私は、全くのゼロ、どころかマイナスの状況から子連れで起業しました。
起業塾などにも行かず、がむしゃらにやっての今。
振り返ると、その時々で最良と思ったものを『選択』して、自分を信じて、自分らしく、一歩づつやってきての今です。子育てや教育も全く同じだと思うのです。
やり方を学ばなかったからこそ、本当に『自分らしい道』が、結果的にできたし、これからも創造していけると感じています。
学ぶことを否定しているのではないんですよ!
もちろん学ぶのも大切です。
『うまくいく方法、正しいやり方』を『教わった通り、型通り』にやってもうまく行かないといいたいのです。
いいところ取りして、自分らしく試行錯誤することが、とっても重要なのだと私は、感じています。
こんなお話をして、みなさん言われる言葉は
「え!それでいんですねっ!!!」
多くのママが『〜すべき(学校には行くべき、など)』という前提から、良かれと思って、責任感や愛情から頑張っているんです。
その『〜すべき』という前提から覆して、お互いにありのまま対話をするので、きっとみなさん一種で笑顔を取り戻してくれるのだと実感しています。
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