前回は、企業内・職場内で多様性を進めていくためには、 経営者・管理職が、その重要性を理解した上で、
自ら行動・実践していくことが大事というお話しをしました。
今回は、その中でも重要な、女性社員とのコミュニケーションについて
お話しいたします。
もうわかりきった話ですが、男性経営者や管理職の方には
よくご理解いただきたいのでお話しさせていただきます。
企業や職場内での男性上司と女性社員のコミュニケーションは
とても大切です。
なぜなら、いいコミュニケーションの場では働きやすくなり、
その効果で、業績が向上するからです（業績と雰囲気は比例します）。
男性上司と女性社員のコミュニケーションがいい企業・職場では
３つの効果が得られます。
１つめは、男性上司が女性社員の話を聞くことで、新しい考えやアイデアを
見つけることができます。
一般的に、男性は論理的思考を得意とする左脳型、
女性は直感や感性を得意とする右脳型と言われています。
女性社員が自分の考えを自由に言えるようになると、
これまでになかった考えやアイデアを取り入れることができます。
２つめは、女性社員とコミュニケーションを取ることで、
働きやすい環境を作れるようになります。
女性社員が自分の意見を大切にしてくれていると感じると、
モチベーションが上がり、もっと一生懸命働くようになり、
会社・職場にもっと貢献しようと思ってくれるようになります。
３つめは、男性上司が女性社員とコミュニケーションを取ることで
女性活躍推進や男女平等につながります。
女性社員の話を聞き、意見を取り入れ改善することで、
男女の違いによる不公平感を減らし、誰もが平等・公平に働ける職場を
作ることができます。
このように、男性上司と女性社員のいいコミュニケーションは、
企業・職場にとっても、社員一人一人にとっても、とても大切なことです。
お互いの考えをよく聞き、理解し合うことで、企業・職場はもっと良い場所に
なります。
協力し合い、尊重し合うことで、企業はもっと成長し、
社員ももっと幸せになれます。
ですので、男性上司にとって、女性社員とのコミュニケーションは
最も重要な仕事なのかもしれません。
